かんさい熱視線〜稲葉香さんを初めて知って
お金を使う気になれず、
結局なにもしなかった連休の終わりがけに
偶然みた30分のドキュメント番組。
思わず見入ってしまった。
稲葉香さん。
大阪府在住の51歳の冒険家の方。
以下、NHKの番組紹介を抜粋。
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小さな美容室を営む稲葉香さん、51歳。10月、ネパール山岳地帯の秘境540キロを踏破した。関節の変形や痛みが生じることもあるリウマチを患いながら、4年前には「植村直己冒険賞」を受賞。年齢を重ね足首の痛みは増しているが、これまで以上に険しい中国国境の峠に挑んだ。「生きることは歩くこと」と語る稲葉さん。ネパールの壮大な大自然を、困難を乗り越えながら歩ききったその先に見たものとは。
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ここから感想です。
20代でリウマチを発症されていて、
そのとき仕事を辞め、死のうと思ったが
死ぬ勇気がなかった、と話されているのを見て
なぜか泣きそうになった。
これはなんの涙だ?と思った。
しばらくして、これは共感の涙だとわかった。
そんな痛み、辛いに決まっている、
自分でも死のうと思うだろう、という共感。
でも映像を観るうち、別の共感に変わった。
山を歩く姿や、ヒマラヤの景色を映す
映像を見ながら共感したのは
等しく生きることは辛いということだった。
経済状況、家庭環境は当然
人それぞれ全然違うけれど、
目の前に流れている月日がずっとあることが
突然辛くなることはよくある。
そう感じてしまったら、
なにかに打ち込むことほど
自分を助けてくれるものはないよなぁ、と。
生きる意味を考えるというより、
目の前にある景色をただ観て感じることに
置き換えられれば楽だよ、という示唆に
思えた。
ちょっと連休をムダに過ごした感が
あったので…
それだけでもこの番組に救われたかな。笑