起業して退路を断つのだけはダメ、ゼッタイ
最初に少しだけ自己紹介させてください。
私は仙台でWEBマーケティング会社の代表をやっています。
中小企業の社長と膝を突き合わせて、集客することをモットーに日々チャレンジしています。
事業領域は主に中小企業のWEB制作、WEB広告運用を起点に新規集客獲得に貢献する取り組みです。
小さな会社ですがクライアントから「一緒にやってよかった」と思ってもらえることを大切にしています。
もともとは会社員で営業マンでしたが、副業が高じて独立したというポジションです。
このnoteでは、これから自分でビジネスをスタートしたい、副業の売上を伸ばしたい方のヒントになるような情報を発信していきます。
今日は、起業して退路を断つのだけはやめといた方が良いよ、という話をしてみたいと思います。
起業してうまくいかなかったときの予防線を
起業して退路を断つ、という選択は覚悟があるようにみえる一方で、おすすめしません。
これはすでに有名な起業家の方がいろんな場所で論じてることではありますので、ちょっと違った観点から見ていきたいと思います。
その前におさらいと前提に行きます。
起業して退路を断つと、プレッシャーしか残らない
逃げ道を無くして起業するという選択をしてしまうと現実にはプレッシャーしか感じません。
逃げ道というのは、仮に起業がうまくいかなかったときのリスクヘッジになる就職先や、起業後に目星をつけておくセカンドキャリアのことですね。
そもそも、選択肢を残したまま起業したとしても、事業の運営そのものにプレッシャーはめちゃくちゃかかります。
そんな状態で逃げ道を用意していなかったら、必要以上のプレッシャーで押しつぶされそうになる、というのが容易に想像ができます。
そして、そもそも大胆なチャレンジができている人の多くは、その裏側できちんとしたリスク管理が徹底されています。
さいあく、チャレンジがコケても再起できる裏付けがあるから、頑張れているという状態ですね。
副業から独立する際のリスクがとれてる水準
もちろん事業の種類とかによって変わる点が多いですが、あくまでも私が考える水準として。
まず、副業の状態から独立しても大丈夫な水準としては、会社員としてもらってるお給料と、副業として上がっている純利益が同じくらいの水準になったら独立しても安全、という考えです。
ただ、会社員としての拘束時間など、時間的な制約を加味して「そこまでの利益になるまで待てない」と感じる人も多いと思います。
そうだとしても、最低でも問題なく生活が維持できるレベルの副業収益が年間を通して入ってきている状態にならないと、独立はおすすめしません。
仮に「この売上の傾向からみえれば今独立しても大丈夫」と感覚的に思っても、生活が安定的に維持できる水準になるまでは、副業の売上を上げ続けることが先決です。
起業時の資金はどれくらいを準備する?
独立後の資金として「仮に売上がストップして何年くらい耐えれるのか?」を明確にしておきましょう。
一般的に、最低でも1年は耐えれるようにしよう、という言説もありますが、それではどう考えても短すぎます。
私の場合は、売上が完全に0円になっても4年〜5年くらいは生活していける状態で独立しました。
このあたりの年数が自分として「きちんと戦略を立てながら資金のプランニングをしていける」水準になったかたちです。
実際には資金の減少は想定よりもめちゃくちゃ早い
多くの経営者が言うことだと思いますが、独立後の手元の資金の減少は想定よりもめちゃくちゃ早いものです。
状況は状況はどんどん変化するし、独立後にどれだけ自分が提供しているサービスが売れるか、を正確に見通せるものではありません。
なので、想定よりも資金が必要になることも想定しておければベストです。
なにがいいたいかというと
起業して退路を断つ、という選択はまずありえないとして、じゃあ資金的に起業前のリスクが取れてる目安はどれくらいのイメージなのか、というお話をさせていただきました。
実際には資金的な水準以外にも、仮に起業してうまくいかなったときに頼れる就職先や、その後のポジションは複数目星をつけておくのが重要です。
とはいえ、結果的には副業から独立起業して数年間、さまざまな経験をしてきた人というのは、稀有な存在ではあるので、「起業がうまくいかなった後に全く就職先が見つからない」となることは、ほとんど無いと思います。
それに、ほんとに事業を伸ばすための動きができていたなら、自分の会社のクライアントとも一定の信頼があるはずなので、クライアント先の企業に就職する、とかも最終の出口戦略としてはありですね。
ご参考になればうれしいです。
本日も読了、ありがとうございます!