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免れる証

ゴーカートで不幸な事故が起きました

これについて、Twitterなどで連日論争が巻き起こりました

「運転者の責任がある」「親に責任がある」「主催側に責任がある」

「講習は受けてからだった」「子供はまともに聞いていない」「そもそもピットインのギャラリーの前にフェンスがないのはおかしい」「ピットインは減速するものだと思ってたのに、しないのが悪い」

「年齢で責任がないと言うのなら、高齢者ドライバーも罪には問えない」という謎の屁理屈をこねる人までいる。

高齢者ドライバーはそもそも無免許ではない

ちゃんと運転も習って試験も受けた上に、路上を運転して来た経験者である


私の意見を先に言うと、主催者側の責任だ

私はまろにえーるTVのロケでゴーカートのロケの際に、恥ずかしながら免許証を忘れた事がある

その時は許可が下りないので代役を

という事で急遽、見浦氏と私が入れ替わるというある意味レア回にはなったのだが

その時のツインリンクもてぎさんは、しっかりタイヤバリアーもあったし、危険な作りではなかったが、それでも万が一の為にスピードが出るので免許不携帯の場合は乗れなかったのである

売れていないとはいえ、一応タレントの端くれを東京から呼んで(免許証を忘れたからタレント失格です)いても、他のタレントやスタッフのスケジュールなど撮影スケジュールも含めて、許可が下りないものは下りなかったのである

道交法上は、レーシングコースというのは私道にあたるので、スピード違反もなければ普通運転免許も要らない事にはなっている

では、なぜダメだったのか

安全面への配慮である

格闘技なんかでも、ジム会員になったりして誓約書を書かないとスパーリングはさせられない

今回、11歳の子供に時速40kmも出るマシンを運転させておいて「ピットでは減速するものだから、フェンスも設けなかった」というのはなかなかヤバいと思うのだ

こういう事を言うと「なんでも主催者側の責任にすると、ビビってお笑いとかの主催もコロナでやらなくなるぞ。イベントも自粛だらけで営業なくなるぞ」とか言われたりするかもしれないが、全然話が違う

「オープンカーでサファリパークに入って行く人もいるけど、全部の動物に腹いっぱい食わせた後だから大丈夫だと思ってた」ぐらいヤバいのだ

腹いっぱいでも虫の居所が悪い時はある

じゃれついたつもりで寄ってくる時もある

免許もない11歳の子供が時速40kmのマシンを初めて操って完璧に乗りこなすと思ったのだろうか

許可しては行けなかったし、許可するなら安全面の対策だけはちゃんとするべきだった

アイルトン・セナの事故は見ていないのだろうか

減速しきれないという可能性は微塵も考えなかったのだろうか

せめて、ギャラリーは違う場所に移動させなかったのか

免許証がないだけで、免許を持っている大人ですら乗せなかったツインリンクもてぎは素晴らしいと私は思う

免許証を忘れたら、忘れた人が悪い(すいません)

たとえ遠方から来てようが、私道だろうが、他にお客様がいなかろうが絶対に乗せない

それぐらいでちょうどいいのだ


一丁

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