【指す順9thA2】十一回戦 対局前夜のこと
ついに今期ラストの対局前記事になります。
どうもわんなくです。
いやー、今期はなんとかnote完走しましたね。なお振り返り
どうなるか不安な面はあったのですが、なんとかなりました。質よりも書くことが大事ってみんな言ってますからね。
さて、前局十回戦は予定通りの作戦を持っていき、途中怪しかったものの勝ち。終盤は力強く迫れたので、まずまず好調なのではないかと思います。
この調子で最終局も戦いたいところですが果たして。
で、7-4となりまして。この記事書いている現在が11/2の23時頃となっているのですが。次勝つと直接昇級です。
まさかのチャンスが来たのですが、最終局のお相手から米長哲学という名の嫌がらせ宣言を受けています。まあ気負わず指したいですね。
そんな最終局のお相手は岸亜双さん。前期に対局しており、私の指す将順位戦初白星のお相手でもあります。
詳しくは以下、印象と戦型予想のところを。
~印象について~
岸亜双さん、何と言っても指す順放送局のパーソナリティです。ゲスト出演させていただいた際はお世話になりました。
どなたにも朗らかに接されているようなイメージを勝手に持っています。穏やかな口調から飛び出るプロレス的挑発を受ければ、私に限らずそのギャップに困惑すること間違いなしではないでしょうか。
本将棋のほか、四人将棋もされているとのこと。難しそうな世界ですね (唐突に雑な紹介)
指す将順位戦は前期初参加で、今期が2期目です。私と同期になります。前期順位は6位。私が5位。どちらも7-4。おいおい仲よしかよ。
今期はここまで5-5。コンスタントに勝たれているような印象があります。後述しますが特殊めな戦型を指されているので、得意苦手がはっきりされているタイプなのかなと思っています。
将棋についてですが、前期・今期の指す順の対局しかなかった24の棋譜を参照しながら。対居飛車は右玉、対振り飛車は左玉をほぼ専門にしているスペシャリスト型です。
右玉は特に雁木右玉の採用が多い印象。逆に角換わり右玉を指している棋譜は見た記憶がないです。そもそもA2に居飛車党が少ないわけですが……。
左玉は最近は玉側の駒組みを優先して、右銀の移動を最小限にとどめられているような印象です。高田流左玉は▲68銀~▲57銀を急ぎ、88角型で▲65歩と突くのが特徴ですが、岸亜双さんは▲77角~▲88飛でシンプルに左玉を組まれているような感じ。
なお、陽動振り飛車・陽動居飛車には中住まいのような形で対抗されるようです。今期、朧月さんが陽動居飛車を指されていました。「それやったらどうなるか見たかったんだよねー」という。
中盤は相手に動かせてカウンターパンチを狙うタイプという印象。これは岸亜双さんが、というよりも戦型がそうさせている気もします。
棋風と戦型がマッチしているという捉え方もできるのではと思います。
終盤は広い玉をフラフラとさせながら相手玉を寄せていく、こちらもこの戦型特有の終盤です。棋風と戦型マッチ定期です。
~戦型選択について~
前期は三間飛車+穴熊で左玉に組ませ、左の端攻めを絡めながら戦っていくような形にしました。
「左玉の弱点は逆サイドの端!」ってやつですね。
ただ前期、勝ったはいいものの、厳密には左玉に穴熊で対抗は無理気味らしいとのこと。
前期はなぜか対左玉を3局も指したわけですが、勝ちはしたものの苦戦を強いられた印象が結構あります。一局は大劣勢に陥りましたし。
というわけで、今期は居飛車を採用しようと思います。
いくつか戦型誘導についてはパターンも考えています。
まず先手番になるのであれば迷いなく急戦型。対後手雁木の急戦は先手が勝ちやすい印象がありますし、なにより岸亜双さんが得意な右玉系の将棋からは離れます。
相手の得意外しという意味で非常に有力な作戦ではないかと踏んでいます。欠点は私も付け焼刃なことですが、どうせどの戦型も付け焼刃なので変わらんでしょう。
なお、角換わりになった場合は早繰り銀を採用しようと思います。対右玉では▲56角~▲55銀といった具合に銀を活用するのが非常に有力だった記憶があり、実戦経験も多少積んでいるので、指す価値はあると思います。
後手番になった場合にどうするかですが……。一手遅れますが急戦を指すか (成立するのか???)、バランスのいい形にして千日手含みで手待ちするかですかね。
あるいは、矢倉から▲46歩のタイミングで急に△35歩と位を取る指し方も面白いと思っています。▲36歩~▲37桂は右玉の骨子の一つなので、それを唐突に防ぎにいくのも、得意外しとして面白い構想かなと思っています。
ただ位の奪還をしに来られた時がよく分からないのと、普通に雁木に組まれてあまり得でない可能性があるのとでどうか。
いっそ中飛車に振ってしまう? 棋譜を見る限りは対中飛車が結構嫌っていらっしゃいそうだったので。
まあ後手番であれば手待ち策としようかなと思います。何かいいものを見つけたら採用するかもしれません。
……といったところでしょうか。
今期ラストの対局となりますが、気負わずに普段通りの実力を出せるように頑張れればと思います。
そして今期ラストの対局ということは、今期ラストの対局前記事ということになります。今年も一年ありがとうございました。去年は一年じゃなかったけどな!!!
オフシーズンは振り返りを書ければと思っています。なんか別のリーグとかあれば参戦するかもしれないし、しないかもしれないし。
まま、振り返り記事でまた今年中にお会いすることになるでしょう。
それではまた次回の記事で。よいお年を