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いま買うべき360°カメラ RS1インチ360度版 vs ONE X2 徹底比較 【Insta360】

ここ最近、360°カメラの進化がすごい。全方位を撮影できるってことは、360°の映像だけでなく、HDとか4Kの16:9の映像に書き出す際にもメリットばかりなのだ。

「360カメラ買うなら、アマゾンプライムデーセールがめちゃお買い得」って友達から聞いてリサーチしたら、候補の機種はタイトルにある上記2モデル(Insta360 RS1インチ360度版、Insta360 ONE X2)に絞られた。そこで、そもそも360°カメラの何がすごいのか。買うなら、どのモデルがおすすめなのか。そんなことをまとめてみることにする。(360°カメラの前提みたいなことから書いてるので、そこは知ってるよーって人は RS1インチ360度版 vs ONE X2 から読んだらいいかなと思います)

まずは360°カメラでどんなことができるのか、知らない人は動画で観てみて欲しい。


360°カメラのメリット

◆全方位を撮影しているので、撮り逃しがなく、後から編集で好きなアングル、画角で書き出せる(普通の16:9やSNS用の縦長動画 どちらも一発でいける!)

◆広い画角で撮れてるので、手ぶれ補正が超強力。

◆広い画角で撮れてるので、ハイパーラプスが簡単。

◆撮影している自撮り棒が映り込まないので、ドローンのような映像が簡単に撮れる(ドローンの飛べない場所でも使える!)

◆360度用のインフラが整ってきている。例えば、360度 VR映像・画像には、YoutubeやGoogleストリートビューが対応しているから、投稿&視聴がカンタン。もちろんVRゴーグルもどんどんお手軽になってきている!

◆アクションカメラ仕様が多く(防水&耐衝撃)、スキー場や海でも大活躍してくれる。

メリットを羅列すると、こんな感じ。

とにかく全方位撮れてるから、撮影スキルがあまり必要ないってこと。さらにInsta360などは編集アプリにかなり力を入れていて、カッコイイ映像がAIの自動編集でできてしまう。つまり素人でもすごい映像が作れちゃうってことなのだ。

とは言っても、すべてが完璧なわけではない。
次にデメリットも考えてみよう。

360°カメラのデメリット

◆全方位撮ってるから、データ容量が大きくなる(大体 4K-6Kくらい)。ちゃんと編集しようと思うと、PCとかもある程度のスペックが必要。(でもSNS用などの短い動画なら、スマホのAI編集で簡単に作れる)

◆レンズがカメラ本体よりも飛び出しているデザインが多く、アクションカメラのくせに雑に扱うとレンズが傷つきやすい。

◆当たり前だが、普通のカメラとは違うので、撮影面でも編集面でも使いこなすには慣れる必要がある。

◆360°インフラが整ってきたとは言っても、普通の写真と比べると編集や閲覧環境がメンドクサイ。

まあそんな感じ。プロの映像制作の現場では「所詮ギミックでしょ」って感じで敬遠されることもしばしばだけど、個人的には「こんなに楽しいカメラは他にない」と思っているわけです。

買うなら、どのメーカー?

人気の360°カメラといえば、リコーThetaシリーズ、GoProマックス、Insta360シリーズだろう。リコーThetraは、コンシューマー向けの360°カメラのパイオニア的存在。このカメラで360度映像のことを知った人も多いはず。そしてGoProは、言わずと知れたアクションカメラの雄。その360°バージョンといえば惹かれる人も多いだろう。だけど本当に注目すべきはInsta360だ。

Insta360って言っても、インスタグラムとはなんの関係もない『Shenzhen Arashi Vision』っていう中国の会社。この会社の何がスゴイって、(ネガティブに聞こえるかもしれないけど)パクリ方がスゴイんです。社名だって、完全にインスタグラムだと誤解するでしょ。あえてそういう名前をつちゃうようなメンタルの強さがあるw これ冗談じゃなくて、製品においてもそう。例えば、ONEシリーズなんて、完全にThetaと同じデザインだし、RSシリーズはGoProっぽいし。つまり、自分らより先に行っていた会社をパクって始めたと言っても過言ではないと思う。ただ、そこでは終わらないのが、Insta360のスゴイところ。ぼくが最初にこのブランドを知ったのは、カメラをダーツの矢みたいに「投げて使いましょう!」みたいな360°カメラならではの革新的な撮影方法を提案していたからだった。

他社のいいところをTTP(徹底的にパクる)した上で、さらに独自の提案を上乗せしてくる。そんなスゴイ会社なんです。ファンとしてこんな説明は永遠とできるんですけど、会社紹介ではないので本題に入りましょう。

RS1インチ360度版 vs ONE X2

Insta360のラインナップの中で、僕が購入を考えたのはこの2モデル。2022年の7月に発表されたばかりの『RS1インチ360度版』と2020年10月に発売された『ONE X2』。ってことで、この2モデルを比較&検討してみる。

すご〜くざっくり説明すると、

最高画質を求めるなら、『RS1インチ360度版』

最高のアクションカメラが欲しいなら、『ONE X2』

ってことになるかと。

『RS1インチ360度版』は、ライカレンズと大型1インチセンサーを搭載したモデルで、映像の解像度や暗所でのパフォーマンスも一番良い。これまで360°カメラは画質がイマイチというのが課題とされてきた。その回答が、このモデルなわけです。カメラにおいて高画質ってのは、何にも変え難い正義だと思う。

ではどれくらい良くなったの?ってことですが、解像度でいうと6K。ONE X2の5.7Kと比べて、0.3kほど向上。そしてセンサーサイズが上がったり、レンズがでかくなったりしたことで、暗所での映像もキレイに。まあ画質については、youtubeの比較動画などを参考にしてもらうとして、実際の比較ポイントとなるべくは、この画質とそのために支払った代償を天秤にかけること。

◆サイズ&ウェイト
厚みと重量は、ONE X2の約1.5倍。
それによって、360°カメラの大きなアピールポイントである「見えない自撮り棒を使ったドローン風ショット」の自由度が下がる(メーカーは70cmまでしか伸ばさないことを推奨している)、しかもさくっとポケットに入れて外出って手軽さがなくなってしまう。

◆防水性能
IPX3級=雨くらいは防げるよってやつ。それに比べてONE X2は、IPX8級の10M防水。つまりそのままプール入ったり、サーフィンやったりできるわけです。いずれ防水ケースは発売されるんだろうけど、360°カメラの特性上、防水ケースをつけると画像のつなぎ目がでてしまったりするので、できれば使いたくない。そう考えるとやっぱり防水性能はあった方が、、、

◆価格
価格は約12万円。ONE X2の倍以上、、、しかも保証も高い。
画質と機能を比較して悩むレベルだったので、僕的には価格差でONE X2の完全勝利となった。

スペック比較表insta360-シート1-1

まとめ

カメラにおいて画質の良さは絶対正義だけど、その他の機能や利便性を考えると、『RS1インチ360度版』の画質はそこまで良くないってのが、僕の結論。使う目的によって「良いカメラ」の定義は変わるけど、ぼくの場合、クリエイティブ面でも、利便性でも、価格面でも、『ONE X2』の方が圧倒的に魅力的なカメラだってことがわかった。

しかも現在アマゾンプライムデーセールに合わせて、Insta360カメラもお買い得なので、めっちゃオススメ。っていうか、ぼくもそこで買うために、今回のリサーチをやったので。ちなみにアマゾンで購入すると心配になる延長保証だが、購入後でも公式サイトからつけられるので、ご心配なく。セール期間は7月8日23時~7月15日23時まで。

おまけ

画質において、考えたこと。なんでInsta360の最新モデル『RS1インチ360度版』は、満足できる画質じゃなかったのか?

まず第一に画質と機能のバランス感覚が、ぼくとは少し違っていたんだろう。でも一番大きな理由は、きっとデータ容量に関することだと思う。8Kとか12Kとかのデータになった場合、高スペックなPCでしか編集できなくなるし、配信なども難しくなってしまう。だから、「このくらいの画質がちょうどいいんじゃん? 画質にこだわりたいなら、数十万〜数百万円するプロ用の360°カメラを使ってよ」ってことなんだろう。

そう考えると、ONE X2は360°アクションカメラとしてかなり完成形に近いと言えるんじゃないだろうか。


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