久々の音楽ライブは初めてのラップバトル現場(「戦極MCBATTLE 第29章 両国国技館」に行ってきた話)
タイトルにも書きました通り…
この時に勢いで購入したチケットで行ってきました。
「戦極MCBATTLE 第29章 両国国技館」!!
いわゆるフリースタイルラップバトル(なんと呼ぶのが最もポピュラーかよくわかってない)の大会ですね。
フリースタイルダンジョンをはじめ、YouTubeや無料生配信などでバトルを観てきていて、いつか実際に現場へ行ってみたかったので、念願の初参戦となりました。
出場者の発表で期待が膨らみまくる
出場者は、序盤に発表があった
SAM(バトル復帰)
ミメイ
CHEHON
CHICO CARLITO
にはじまり、(この時点で面白くなることを確信し、チケット購入の踏ん切りがつきました)
呂布カルマ
SKRYU
DOTAMA
MU-TON
漢 a.k.a. GAMI
などなど、バトルシーンで実績を残し、存在感を放つ強者のMCばかり。
出場者の発表が進むたびに、ライブへの期待が高まるばかりでした。
ここまで書いて気が付きましたが、書かなくても良さそうだけど…くらいのことがいろいろと思いちゃってるので、当日の話に移ろうと思います。
(オススメのバトル動画などは、またの機会にでも紹介させてください)
いざ、入場~両国~
当日、事前物販は諦めたので、開場時間に合わせて両国国技館へ向かいました。
駅からほど近い国技館までは人の流れができていた。
もちろん知らない人同士という意味では普段の街と変わらない雑踏なのに、なんとなく仲間意識を感じちゃうような、大箱イベント特有の空気感が満ちた両国。
やはり通常営業の国技館とは客層が違うらしく、当日のTwitterで「両国」や「国技館」で検索すると『若い人が国技館に流れていっている』『今日はやんちゃそうな人が多い』などのツイートがありました。
そんな、両国の常連から見るとやんちゃそうな人たちがちゃんと行儀良く形成している猛烈に長い入場列に俺も並び…いざ会場内へ。
開演までは、DJの方が会場を沸かせてました。
最後の曲が流れている時、両サイドからテカテカ水着のお姉さん2人が登場して踊っているのを眺めながら(両国国技館って思っていたより懐が深いんだなぁ)と思っていました。
さて、いよいよ開演なのですが、ここからは時系列順ではなく、感想をダバーっと書いてこうと思います。
初めてフリースタイルラップバトルを現場で観戦して分かったこと
普通の音楽ライブより神経を使う
MCの口から即興でリリックが紡ぎ出されていくし、相手のMCはそれを踏まえてアンサー(返答)を返すので、我々オーディエンスとしてもある程度は何を言っているのか聞き取れていないと、沸こうにも沸けません。
TVやYouTubeほどは音のバランスが整えられていないので、聞きとりづらく感じる場面もありますし、良いライミング(押韻)やアンサーが炸裂したことを受けて歓声が上がると、その直後のMCのラップは更に聞こえづらくなります。
聴きながら声を出して、身体を揺らしながら聴いて、聴きながら拳を突き上げて…とバトルに没頭するのは、心が躍る楽しさがありながらもいろんな神経を使う時間に感じました。
がーどまんの人気が思ってたよりすごい
正直、動画などを観ていてもそこまで興味を持てていない方だったのですが、登場時の会場の反応から、大きな試合に呼ばれるのは伊達じゃないなと思い知らされました。1回くらいはYouTubeも観てみようと思います。
#KTちゃんの人気が思ってた以上にすごい
高校生ラップ選手権での登場から、MCバトル界を猛スピードで駆け抜けている、KT 改め #KTちゃん 。
その話題性に追いつく勢いで実力もメキメキと増していて、人気があることも知っていたつもりなのですが…登場時の歓声の大きさは予想以上でした。
アンサーを返す力も上がっていたように感じるので、高校を卒業した今後のさらなる活躍が楽しみです。
CHEHONが誰よりも聴きやすく感じた、そりゃ強いわ
先程も書いたとおり、会場では「ラップの聴き取りやすさ」が試合結果に大きく影響すると実感させられました。
そんな中、聴きやすさに驚かされたのはCHEHON。最近は様々な大会で好成績を残していることは知っていましたが、なぜそんなに強いのかはよくわかっていませんでした。
その強さの理由がこの要素だと思えたのは、会場に行ってこそかもしれません。
バトル復帰・初参戦勢とベテラン勢ではやっぱり熟練度が違う
当たり前っちゃ当たり前なのですが、場数の違いが露骨に出るなと(SAM以外の)バトル復帰・初参戦メンバーの戦いを見ていて思いました。
そういえば、フリースタイルダンジョンで3代目モンスターになったばかりのJUMBO MAATCHさんもMCバトルへのアジャストに苦戦してたな…
ゲストライブのGADORO・梅田サイファーがどちらもすごかった
これは文字通り&事前に期待もしてたのですが、GADORO・梅田サイファーどちらのライブも圧巻のステージでした。
たった1人で約1万人の観客を魅了したGADORO、グループで会場を熱狂させた梅田サイファー、形態は違えど最高峰であることに変わりはないなと思い知らされました。
梅田サイファーのステージ中は国技館内の温度が3℃ほど上がっていた気がします。(イベント中で1番暑い時間帯でした。)
HIPHOPの知識がなさ過ぎる
普段からHIPHOPばかり聴いている訳では無いので、開演前に流れている曲もほとんど知らなかったですし、バトルビートも知らない曲ばかりでした。
それでも楽しめたのでいいのですが、バトルビートで気持ちが高まる場面が多かったりすると、よりその場を楽しめそうだと思えました。
歓声が上がる一体感と高揚感は格別
久しぶりのライブ会場だったので、この空気感を身体で感じられたのが、最高に嬉しかったです。
マスクをしていれば声出しもOKというルールだったので、熱いパンチラインや気持ちいい韻が出た時に、会場が一体となってボルテージが高まっていく感覚は、これまでに体感したライブとはまた違った高揚感でした。
面白いと思えたらぜひ現場へ!
とまぁ、印象に残ったことを思うままに書かせてもらいました。
しばらくしたら特別チケットに付属するDVDも届くので、細かいところはそこで見直してこうと思います。
MCバトルは画面越しでたくさん観てきましたが、会場の熱量・一体感は現場でしか感じられないものだと改めて思ったので、俺と同じように動画のみ視聴勢の方は、機会があればぜひ現場でバトルを堪能しに行ってみてください。
クラブなどの障壁が高く感じる場合は、今回のような大きい会場での開催が狙い目だと思います。
MCバトルは観たことないけど興味を持った、という方はYouTubeに公式動画もたくさんあるので検索して観てみてください。
今回の大会の試合も、ちょくちょくアップされてます。
これを読んだ方で、好きなバトルMCや試合がある方は教えてもらえると嬉しいです!
その他の感想も、ここのコメントやTwitterでもらえると歓喜します。
それじゃ、また。
【番外編】ライブ前の気合注入メシ
両国駅付近でお昼を食べて、気合を入れてライブに臨もうと思った結果、本格麻婆豆腐にしました。
辛さ・痺れがしっかりあり、ご飯が進みまくる味で気合はバッチリ。
店員さんの素っ気なさが気になる人は苦手かもしれませんが、個人的にはこれで750円なら納得できました。
気になる方はこちらのお店もぜひ。