架空地図ってどんなもの?
架空地図の「定義」?
一概に架空地図と言っても、GoogleやTwitterで「架空地図」や「空想地図」と検索すると様々なものが見られます。まるで市販の都市地図のようなものから、手書きのもの、絵はがきのようなもの・・・。地球上の場所の地図だったり、完全架空の土地の地図だったり、どこにあるのか分からない場所の地図だったり・・・。
描き手の数だけ、「架空地図」の定義やデザインがあるのです。
私にとって「架空地図」とは何か・・・
かつて制作した私の架空地図を、いくつか紹介したいと思います。
これは、2018年夏から模造紙3枚分に手書きで制作した、「斉東区・澄川市・三妤津市・吉村市」の1万分の1の地図です。(写真はこの一部)
あくまでも、これは「下書き」の段階で、最終的には色付けをすることになっています。この地図は色付けまで行いませんでしたが、色付けまでした作品はこのようになります。
(まだまだ余白が残っているのは、私の性格ゆえ・・・?)
大きくして見ると・・・こんな感じ。
この地図上に存在する店舗や企業は、完全に架空のものなので、よーく見てみると・・・?!
手書き架空地図のデメリット
しかし、この手書きスタイル、
小学校低学年のとき(このころの作品は、ネット上で公開していませんが、実物を保存してある)から、ずっと手書きスタイルで続けてきましたが、ある問題があったのです。
描きなおしが面倒ということ。
制作のときには、消せるようにとシャープペンで描いていくのですが、そうは言っても、消すのは大変・・・ 若干の跡が残る・・・ 先述の「色付け」をした後の描きなおしは 困難で、もう一度描くしかない・・・
手書きスタイルから新たなスタイルへ
ここで、この春から架空地図をデジタル化することにしたわけです!(デジタルの架空地図も多くのプロ作家がいる(むしろこちらが多い?)世界で、改めて架空地図の奥の深さを感じます・・・)
この「砂草(すなくさ)市」の架空地図は「Adobe Illustrator」を使用しています。(砂草市については別記事<準備中>を参照)
フリーソフト「Inkscape」でも試作をしてみましたが、
架空地図制作には欠かせないレイヤー分けなどの操作性に難を感じ、「Adobe Illustrator」に落ち着きました。
記事執筆現在(2021/03/04)の「砂草市」の架空地図(B2サイズ)です。
砂草市は、首都圏(架空の地球みたいなところの話なので、東京をはじめとする首都圏とは違う)の北西部に位置し、───おっと、長くなりそうなので、続きはまた次の機会に・・・