1万分の1 架空都市地図「砂草市」
架空地図作家・まのいちです(やっと1作品を仕上げて名乗って良いのか?)。昨年(2022年)から制作を進めてきた、1万分の1 架空都市地図「砂草市」が、ようやく完成しました! ちなみに、"熟成期間"を挟んで制作していましたので、正味1年間かけて完成というわけではありません(笑)。
この地図は、私にとって初のillustratorによる作品で、描画方法や地図表現を試行錯誤しながら制作した様子が見られます(地図の南西部から北東部にむかって描き進めていったため)。
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初期の下書きのようすです。
描き進めていくと・・・
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今回の作品以前は"手書きスタイル"であったため、容易に描きなおしが可能になったという点は、とても画期的なものでした。試してみては描きなおし・・・の繰り返しです(完成した後からも描きなおしたい点は多数あり?!)。
それでは、実際の作品をご覧ください。
PDF版も少々圧縮されておりますが、ご了承ください・・・
こちらから高画質なものが閲覧できると思います(画像ファイルですが)。
この砂草市を舞台とした創作は、先ほど紹介した都市地図だけでなく、この地を走る路線バスの路線網や、立地する大学に関しても行っています。
架空地図・空想地図の先生方の作品を見ながら、「こんなふうに街なかの"落とし物"の製作技術を身につけたいなぁ」と思っておりましたが、私も砂草市を舞台に挑戦してみました(セルフ二次創作と呼ぶ?)。
あえて、見づらい時刻表をつくってみたり・・・(営業所の連絡先が記載されていないあたり、最近話題の某日曜早朝バスみたいですね(この世界の電話番号の設定を考察する必要があるため省略した))
市内のバス路線網の考察は完了しましたが、運用まで考え出すとキリがなさそうなので、その一歩は踏み出せていません(路線図は作ってみようかなと思っています)。
封筒をデザインしてみたり(文字が小さすぎて読めない封筒を"デザイン"と呼ぶかの議論はさておき)。
illustratorで制作した初めての架空地図として、描画方法を試行錯誤し、最終的に作品を完成させることができたという点は、今後の創作に活かされるだろうと感じています。次はどんな地図を描こうか・・・と考えつつも、砂草市のセルフ二次創作(?)を充実させていきたいところです。また、どこかで詳しい街の紹介をしていきたいと思います。
(次の架空地図の舞台は、これまでの個人的課題であった「脱・首都圏郊外の低地部を描きがち」を目指して、地形的に表情が豊かな地方の県庁所在地?!)