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服のこと | 15 リネンのワークシャツ
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15 | リネンのワークシャツ
数年前からクローゼットの中は
いつの間にか白い服が多くなりました。
きっと白に惹かれるようになったのは、
フランスのアンティークの服が気になりはじめたのが
きっかけなのかもしれません。
フランスのアンティークの服はとても魅力的で、
その中でも絶対1枚は持っておきたいな。
と思って手に入れたのがこのリネンのワークシャツです。
ガシガシ洗えて、ばさっと着れて、お気に入りの一枚です。
このシャツは、おそらく1930年くらいの古いものだと思います。
この年代の服はもう1着持っているのですが、
(「服のこと02で紹介してます」)
本当に丈夫で、服を縫製した人の仕事の丁寧さを感じます。
この年代の服には必ずイニシャルが刺繍されています。
ちょっと気になって調べたのですが、
昔は各家庭に水道など無く、
川で洗濯をして近所の方も皆一斉に干します。
その時に所有者がわかるように、
持ち物にはイニシャルの刺繍をするようにしていたそうです。
その時の暮らしによって、いろんなものやいろんなことが変わっていきますが、こうしてずっと時間が経ってもまた誰かに愛されるということ。
作った人がこの世を去ってしまっても、
ものは残るということ。
この服を見ると実感します。
ものはすごく長生き。