Tiffany Wonder Tokyo April 2024
ダイヤといえば、ティファニー。
アンティークハイジュエリーも。
ティファニーだけではなく、ハイジュエリーの世界に憧れがある。ハイジュエリーなんて買えないし、そもそも身につける必要がないんだけど、展示やショーウィンドウをつい見に行ってしまう。そんな中でも、自然物モチーフはティファニーだなぁと思っている。
子供の頃にティファニーの「アイリス」を図書館の本で見たときの印象、植物をそのまま宝石にして身につけてしまう、アール・ヌーヴォージュエリーの精密さのインパクトが大きかった。身に着けたいというより、枯れない綺麗な草花を作ってみたいナーって感覚で。
生き物のみずみずしさや、鮮やかさをそのままここに置いておきたい感をティファニーの植物や動物モチーフのジュエリーに見る。
カラーストーンや石のバランスだけじゃなく、くるりとした葉の先、茎から花弁の傾きから、何かその植物のある「場面」のニュアンスを感じるような。
「萎れない花飾りがあればいいのに」というお客さまのご要望にお応えしたのだろうか?
ジュエリーの他に、アール・ヌーヴォー時期のガラスの趣きもいい。
ティファニーはアンティークガラスの「乳」な質感がたまらなく良い。あのガラスはヨーロッパ感のものではなく、アメリカの質感だと勝手に思っている。
ファイヤーキングのデイリーユースだけど、ちょっといい感じな「乳」な質感のガラスに繋がっていくような感じ。ボールドさを持つエレガント感とでもいえばいいか。
アメリカのアール・ヌーヴォー期の代表的美術品はティファニーに揃ってるんだけど、どれもアール・ヌーヴォーらしいロマンティックさがありつつ、少し色彩が鮮やかで、しっかりしたエレガントさが、モダン。
コンクリ打ちっぱなしみたいな現代建築の空間にも、そのままポーンと置いても負けなさそうな、エレガントな存在感がかっこいいなぁと。
ジュエリーやインテリアの世界観は各ブランドの個性だし、モノの素材や作りによりけりで何が良いともいいきれないけど、展示されているジュエリーのどれもこれも、その石が光を放つ感じには圧倒された。
ダイヤモンドに光を集めるための台座、ティファニーセッティングを発明した、こだわりのセッティング。
ジュエリーはどこを見ても圧巻の輝き。
スポーツのトロフィーとかシルバーウェアの展示もあって、表面ピッカピカで超綺麗に流線的な加工できる職人技が凄いわーと眺めてきた。
こういう技術の延長線がスターリングシルバーのハードウェアアクセサリーなのか。
ティファニーはハイブランドだけど、わりと馴染みのある定番アクセサリーが多いから、自分の持ってるものや、欲しいもののデザインの上位拡張はこれか?なんて考える事も出来て、なかなか没頭した。
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