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絵で読む物語

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絵と詩で物語を表現しています。 そこからイメージした見てくださった貴方だけの物語。 文章での物語も別で掲載していきますが、それぞれ楽しんでいただけたら幸いです。
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【何?この絵】 ミルク2

絵と詩と小説で繋げた物語。 「絵」に込めたことを忘れないようにメモした記事です。 ※この絵には、関係する詩と小説があります。 【小説のザックリあらすじ】(完結) 春になって、新しい『ベル』が少しずつ知られていきます。 三人で支え合い、成長しながら進んでいく新しい物語の始まり。 ※春になって新しい『ベル』が始まるところで『春に成る』は終わります。 【絵について】 ◉珈琲豆 一番上にある珈琲豆は、それぞれのキャラクターカラーから、左2つが流果(赤と青で紫)、真ん中2つが遥

【何?この絵】 ミルク1

絵と詩と小説で繋げた物語。 「絵」に込めたことを忘れないようにメモした記事です。 ※この絵には、関係する詩と小説があります。 【小説のザックリあらすじ】 敬からの連絡でマスターの元へ行った遥と流果。痩せてしまったマスターが微笑み迎えてくれ、最後にハグをして「出逢えて良かった」と言われて涙と気持ちが溢れる遥。翌朝、珈琲を淹れている遥は「最後の一滴」についてマスターに言われたことを思い出します。最後の一滴が落ちて、マスターの『ベル』が終わり、雪が全てを覆っていきます。 【絵

【何?この絵】 エスプレッソ・マティーニ2

絵と詩と小説で繋げた物語。 「絵」に込めたことを忘れないようにメモした記事です。 ※この絵には、関係する詩と小説があります。 【小説のザックリあらすじ】 マスターに三人で作った「エスプレッソ・マティーニ」を飲んでもらうことができましたが、しばらくしてマスターが入院してしまいます。 マスターにアドバイスをもらい、敬や流果に支えられながら、遥は昼の『ベル』をやっていきます。 刻々と時間は進み、マスターとの面会は家族のみになっていきます。 【絵について】 ◉エスプレッソ・マ

【何?この絵】 エスプレッソ・マティーニ1

絵と詩と小説で繋げた物語。 「絵」に込めたことを忘れないようにメモした記事です。 ※この絵には、関係する詩と小説があります。 【小説のザックリあらすじ】 初めて敬が昼の『ベル』に来店しました。ずっと夢見ていたことが突然叶い、呆然とするマスターでしたが、初めて敬に珈琲を淹れました。 夜の『ベル』を続ける決意をし、マスターと遥の様子を見る為に、昼にも顔を出すようになります。同時にマスターに飲んでもらうお酒を、『ベル』の昼と夜が合わさったような「エスプレッソ・マティーニ」に決め

【何?この絵】 サンドイッチ3

絵と詩と小説で繋げた物語。 「絵」に込めたことを忘れないようにメモした記事です。 ※この絵には、関係する詩と小説があります。 【小説のザックリあらすじ】 流果が敬のことを恋愛的な意味で好きかもしれないと思っている遥は、敬と抱き合っているような現場を見た流果の気持ちを考えます。戻ってきた流果は、いつも通りの様子。我慢しているのではないかと心配し、思わず聞くと「……ハルはさぁ、バカだよね」と今までのことを打ち明けます。何が本当で何が嘘なのか分からなくなりますが、今までのことを

【何?この絵】 サンドイッチ2

絵と詩と小説で繋げた物語。 「絵」に込めたことを忘れないようにメモした記事です。 ※この絵には、関係する詩と小説があります。 【小説のザックリあらすじ】 流果が渡した珈琲が、遥を前向きにさせるきっかけになりました。 敬とは連絡が取れないままでしたが、三人で話そうと遥が『ベル』の中に入ると、乱雑に散らかったお酒の瓶と奥で項垂れる敬を見つけて心配します。投げやりになりながらも、気持ちを吐き出して涙ぐむ敬は、そんな姿を見せまいと遥の頭を引き寄せます。色々な思いを感じ取り、抱き合

⑩‐2 Beef Stew【詩〜絵で読む物語〜】

どうしたって、変えられない 「私」であることで伸びてしまう距離 きっと近づけば近づく程、遠ざかる 大切だから、近くにいたい 大切だから、近づけない どうしたって、変えられない 「私」であることで縮まってく距離 ほっとしてもらえる瞬間に、緩んだ頬 それは些細な、でも驕らずに それは些細な、でも大切 どうしたって、変えられない 「私」であること、それだけは唯一 大切だから一緒にいたい、このまんまで 複雑なまま、今まで通り 複雑なまま、あるがままで *

⑪‐1 Sandwich【詩〜絵で読む物語〜】

あれだけうるさかった色彩が消えた あれだけうるさかった音が消えた ただ、白っぽく染まっただけの世界 「これから」を描いて、砕けた あれだけ想像した夜が灯る あれだけ想像した漆黒が灯る ただ、ただ深く染まっただけの世界 「これから」を描いて、堕ちてく あれだけ想像した時が灯る あれだけうるさかった声が消えた ただ、くすんでく中見つけた「大切」 「これから」を破いて、誘う 今までのことを思い出して ******** 絵で読む物語 【⑪‐1 Sandwic

⑪‐3 Sandwich【詩〜絵で読む物語〜】

なめらかな甘さ、怖かった なめらかな甘さ、緩んでた つぶつぶな酸味、恐かった つぶつぶな酸味、逸らさない つぶつぶな甘さ、知ってるよ つぶつぶな甘さ、嘘じゃない だから、そのままがいい だから、このままがいい ******** 絵で読む物語 【⑪‐3 Sandwich】 文字で綴った物語を絵で表現していく「絵で読む物語」

ただの絵として、あなたなりの物語をつくるきっかけとして、文字の物語の挿絵として…あなたの一番良い方法で受け取ってもらえたら嬉しいです。