相変わらずのチグハグな印象
誰が決めたんやろ
香林坊大和のポップアップショップで販売する“開幕記念セット”の内容
・ユニフォーム柄タオルマフラー
・ツインメガホン
ここまでは良し
問題は後の3つ
・ベーシックシャツ
・フラッグ(S)
・選手サイン色紙
何かバランスがおかしい
だって、選手のサイン色紙をもらって喜ぶ人って、それなりにツエーゲンにハマってる人でしょ?
そんな人達、今さらベーシックシャツ、要りますか?
私は要りませんよ
ユニフォーム持ってるもん
逆にベーシックシャツの購買層って、いわゆるライト層
ビギナーですよね
選手の顔と名前とプレイスタイルなどを知らなければ、サイン色紙をもらってもピンとこないんじゃありませんか?
そもそも5000円も払いますか?
なかなかの大金ですよ、5000円って
このセットがどんな人をターゲットにしてるのか、私にはちょっと判りません
だったら
・タオルマフラー ・ツインメガホン
の2点は共通として
そこにバックスタンド観戦チケットを入れた、ライト層向け“お買い得セット”を3000円で
サイン色紙の代わりにサイン入りベーシックシャツを入れた、サポーター向け“プレミアムセット”を5000円で
お客さんの“熱量”に合わせた2種展開で販売する方が、買う側にとって無駄がありません
ちなみにフラッグ(S)は、どちらのセットにも要りません(笑)
ライト層向けセットはチケット1枚が付いてこの値段なら、かなりお値打ちですよね
このセットを買えば観戦に必要な物が一通り揃いますから、あとはスタジアムへGo!です
つまり集客に直結できます
新作タオマフが付きますから、ツエーゲンビギナーから年パスを持たないレギュラー会員まで需要があるハズです
タオマフは、2020シーズンの在庫を含めた数種類から1本チョイスしてもらっても構いません
そうすれば、ビギナーは選ぶ楽しさも味わえます
買い物をする上で、それって大事な事ですよね
懸案事項とされてる“タダ券バラ撒き問題”も、セット販売とは言え“お金を払ってチケットを買う”という体験をしてもらう事で解決できます
サポーター向けセットは、金額的には消費税分ぐらいしかお得感はありませんが、そこに“選手のサイン”というプレミアが付きます
サイン入りシャツは、額に入れてインテリアとして飾れば良しです
昭和の福袋じゃあるまいし、肝心なのは“バラ買いよりいくらお得か”じゃありません
だって要らない物はバラなら買わずに済みますから
見かけの価格差でお得感を感じる消費者は、今どきいません
要らん物は要らんのです
私の感覚では、サイン色紙を除いた金額換算でのこの“開幕記念セット”の価値は、税別2500円ですネ
ですから、もし買うなら“お布施”のつもりで買います
要らなければ、価値が無いと思うなら買わなくていい
そう言って良いのは、数万人のサポーターを抱えて、ユニフォームが毎年2万着ほど売れて、年パスが抽選販売になるような、ひと握りのビッグクラブだけですよ
大多数のクラブは
いかにすれば多くのお客さんに喜んでもらえるか?
に、腐心するのが正しい商売の姿勢です
売り手が売りたい物を売るんじゃなくて
買い手が買いたい物、必要な物を提供するのが鉄則
どうせやるなら、幅広い層に満足感を届けましょうよ
それとも、余所で商売した事無い人達なのかな?