そもそもお客さんって何🤔?

ツカミもマクラもカチ構わず、いきなり本題に入るのが私のスタイルなので、今回もそんな感じでスタートです

ツエーゲン金沢を中心とする同心円を考えると、それを取り巻く地域の人達は外から順に

①サッカーに全く興味の無い人
②サッカーに興味はあるが、ツエーゲン金沢には興味の無い人
③ツエーゲン金沢に興味のある人
また、それらとは別枠で
④ツエーゲン金沢に興味はあるが、何らかの事情で現地観戦できない人

と、大まかに分類できます

③の人達に関しては、そこからより深い所までハマってもらう方法を考えれば良く、その事にはクラブ側も積極的に取り組んでいます
WEB配信番組のZWEIGEN NOW
有料コンテンツのREAL ZWEIGEN、ZWEIGEN HEROESなどが、それに当たります

ですから今回は、③の人達については語りません

さてそれでは、①や②の人達にはどんなアプローチをしていけば良いのか🤔

まず①の人達
正直言って、この人達にスタジアム観戦やグッズ購入を期待しても無理です
何らかの外的要因…例えば知り合いが選手として入団するとか…が無い限り、サッカーに興味の無い人が、お金を払って試合を観たりグッズを買ったりする事は有り得ないでしょう

じゃあこの人達は切り捨てちゃって良いのか?と言うと、答はNOです

綺麗事を抜きでその理由を挙げるなら

クラブの運営のためには、自治体の支援が不可欠だから

自分の立場で考えて、自分が全く興味を持てない物、何なら無くても一向に構わない物に、自分達が納めた税金が数億円、数十億円、下手すりゃ百億円投入されるとして、それを「どうぞどうぞ」とは言えませんよね
でもスタジアムを建設するには、そのくらいの費用がかかるんです

ツエーゲン金沢が「ごく一部のサッカー好きだけのための道楽」と見做されたらイケない理由は、ココです

そうならないために必要なのが、ホームタウン推進活動です

サッカー以外の事で、地域の役に立つ
ホームタウンの発展に貢献する
サッカーに関心の無い人にも、ツエーゲン金沢を身近に感じてもらう

ツエーゲンがオラが街の魅力を発信してくれたおかげで、観光客が増えたわ
物が売れたわ
若い人が越してきてくれたわ
街に活気が戻って来たわ

だからサッカーは良く分からんけど、ツエーゲンは応援したいわ

こういう風土を作る事が、巡り巡ってツエーゲン金沢の活動を下支えしてくれる事になります
ですから、直接的にお金を払ってくれる人だけを「お客さん」と捉える事はできないんです

石川県は大都市圏のように、ほっといても数十万人単位のサッカー好きが集まってくる土地柄ではありませんから、クラブを存続させるためには特に「県民から幅広く愛されるチーム」になる事が重要です

次に②の人達についてですが
せっかくサッカーに興味があるのに、ツエーゲン金沢に興味を持てないのはなぜか🤔

おおよその見当はつきますよね

有名な選手がいないから

所詮J2でしょ?
って感覚でしょうか

確かに海外1部リーグやJ1とJ2を観比べると、やっぱりレベルが違うなぁって思っちゃいますよ

ですがね
その“所詮J2”でも、ビックリするようなスーパープレイが飛び出す事がありますよね
全国区では無名の選手でも
さすがプロだね
って、唸らされるようなプレイを垣間見せてくれるんですよ
それをまず知ってもらいたいです

そのためには、一般の目に付くローカル番組でのダイジェスト放送

試合の地上波放送は、ツエーゲンに興味が無い人は視聴しませんからね🥺

何となくテレビ見てたら、たまたまスゴイの見た😳
え?何?ツエーゲンにもこんな選手いるの?
今度観に行ってみようかな🤔

そのパターンを狙わないと

興味の無い人は、自分からすすんで接点を持とうとしてはくれませんからね

もう一つ考えられる事は、これは①の人達も感じている事だと思いますが

地元の選手が少ない事

石川県のチームなのに、地元の選手が活躍してないのはナゼ?
って思うのは、県民目線では当然の事かと思います

プロである以上、しかも昇降格がある以上、一定の水準の選手を獲得して試合を戦うのは、当たり前の事ですが
地元出身の選手が活躍しているって事が、応援する上でも報道する上でも、そのモチベーションとして大きなウェイトを占める事は、昨年の本塚選手のプロ初ゴールや今年の大谷選手が加入したニュースの扱われ方からも、一目瞭然ですよね

実際にサポーターの皆さんの中にも、大谷選手のユニフォームを注文した人、いっぱいいますよね
そういう事です

地元枠として選手を獲得する事は、現実問題として不可能だと思います
だったらせめて、現在4人いる地元出身の所属選手の存在を、もっとアピールする工夫はしなければならないと感じます

どういう形が良いのかは分かりませんが、少なくともコロナ禍が落ち着いたら練習を公開して、夕方のワイドショーなどで紹介してもらいたいですよね

インタビュー等の取材があった時にも、地元出身選手を積極的に登用するとか

「見せ方」を工夫する事で、注目度を上げる事はできるはずです

ここまでは、主にクラブ側に取り組んでもらいたい事について書きました

じゃあサポーターとしてできる事は?
やるべき事は?

身近な人達に声をかけて、スタジアムに連れてきましょう

それも大事

でも、みんなができる事でもありません

スタジアム観戦はお金のかかる事ですから、誰にでもできそうな事って、ホームタウンサンクスデーの案内ぐらいです

それはそれとして大切な事なので、積極的に取り組みたいと思いますが、じゃあ他にできる事は?

前回書いた事と共通するんですが
SNSでのポジティブな情報の発信
です

Twitterを見てると、“一部のクラブ”のそのまた“ごく一部の観客”が起こした問題行動が、頻繁にTweetされてます
また、そういう“良からぬ情報”こそ拡散しやすいのが困った現実です

それを見た人達が
ツエーゲンだって似たようなもんねんろ?
感染症対策のガイドラインがキチンと守られてないトコになんか、怖くて行けんよね
DAZN契約しとるから、それでイイよ

そう思って現地観戦を控えてる人、いっぱいいると思います
こういった人達は、前述の④に含まれます
もったいない話です

西部緑地にも、試合中に大声で怒鳴る人は確かにいます

でもそういう人って、数人ですよね

もちろんスタジアムで大声を上げる事は明らかなルール違反なので、止めてもらわなきゃなりません

ですがそれとは別の話として、全体から見たらごく一部にも満たないような人を挙って取り上げる事で、その場にいなかった人達に
あ、西部緑地もドコやらのスタジアムと一緒ねんな
行かん方がイイわ
と思われる事は、クラブにとって損害です

楽しそうだと思えば、人は集まります
逆に危険だと思えば、人は去ります
現地で体験して感じた事なら、致し方ありません
ですが、そうでない人達が擬似体験的に不快感や危険を感じ、生観戦を自粛する
そのような事は、絶対にあってほしくはありませんよね

これも前回書いた事ですが
ほくりくアイドル部の定期公演のチケットが、即日完売したそうです

コロナ禍で入場制限がかかっているとは言え、屋内のイベントにそれだけの人達が来場を希望する事って、率直にスゴイ事だと思います

参加者一人ひとりが、自分達が大切にしているものを護るためにすべき事を意識できている賜物だと想像します

毎回のように同じ事を繰り返し書いていますが、コロナ禍の中での集客において大切な事は

決められた観戦ルールを守る事
もしルールを守れていない人がいても、大げさに取り上げない事
2019年までのスタイルとは違う、新しい楽しみ方を見つける事
ポジティブな要素を積極的にTweetする事

それができれば、観客動員は回復できるはずです
スタジアムに活気が戻れば、クラブも新しい取り組みができるようになります
だんだん話のテーマがズレてきちゃいましたが、コロナ禍2年目の今シーズンは、良い循環を生み出せる年にしたいですよね

最後に書き足しますが、④の人達に関して

例えば巨人ファンの人達にも、東京ドームに行った事が無い人は山ほどいますよね
遠隔地に住んでたり、時間が無かったり、経済的な事情だったり
人によって理由は様々です
ですが「応援したい」って気持ちがあれば、ツエーゲン金沢を話題にしてくれるだけでも、その気持ちや行動がクラブを支えてくれると思います
インターネットで世界中どこにいても繋がれる現代ですから、そういう人が増えてくれる事も大切だと感じています

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