本家にあがる


別荘地での生活
私はもともと、旧皇族や某藩主たちも住んだ別荘地に住んでおりました。周りの家には、2人の警備員が常駐している家もあり、セキュリティもしっかりした静かで風の気持ち良い町でした。しかし、5歳の時、その家から離れて本家に上がることになりました。

本家へ上がる
 私は本家の御屋敷に呼ばれて某別荘地から田舎にある本家へ上がりました。当時の私は、本家も分家もわからず、また、血統など気にしたこともありませんでした。私の父は、ある家の本家嫡男で、当主であった祖父が歳を召したため本家に連れていかれました。そこで私は地主としての思想や所作、人との接し方、勉強の大切さを学びました。本当は別荘地が住みやすく、好きでした。




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