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モチベーションの正体を知っていますか?
誰もが「高いモチベーションでいたい」「部下に高いモチベーションでいて欲しい」と思っているはず。
その為には、モチベーションの正体を正しく理解することが必要です。モチベーションを維持するために何が必要なのかについて、脳科学的な視点のから解説したいと思います。
モチベーションは“意識的”に高められない
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モチベーションというのは間脳、大脳基底核、中脳など、進化以前から存在する原始的な脳が影響を与えます。言い換えると、モチベーションは無意識によってコントロールされています。
重要なのは、寝不足などで原始脳の欲求が強くなると、仕事など高次の課題に取り組みにくくなることです。
モチベーションは2種類あるが…
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実はモチベーションには2つの種類があります。
一つはノルアドレナリンを中心とした、「不快なことを避けるためのモチベーション」もう一つはドーパミンを中心とした「心地よいことを続けるためのモチベーション」です。
ここで重要なポイントなのは、2つの内「不快を避けるモチベーション」の方がはたらきやすいということ。そして、この不快を取り除く手段として、先延ばしや逃避が選ばれやすい。
もう一つのポイントは、ノルアドレナリンはストレスがかかると脳の思考機能を制限するという特徴を持っていることです。
遺伝的にモチベーション低下の悪影響を受けやすい
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ストレスが蓄積されると、コルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが脳内で高濃度になり、思考や判断機能を低下させます。(記憶や逃走機能を優先させるため)
ただ、この「脳の機能制限」は分解酵素がはたらくことで長時間続かない仕組みになっているのですが、実は、日本人は遺伝的にこ解酵素の働きが弱い。つまり、ストレスによるパフォーマンス低下が長く続きやすいのです。
ストレスを「前向きに捉えられる環境」がカギ
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なぜ「心理的安全性」の高い環境は、モチベーションやパフォーマンスが高いのか?
実は、脳の機能制限の原因となるコルチゾールですが、物事の捉え方次第で、副腎での生成量が抑えられることが分かっています。
そもそもモチベーション無意識下での産物なので、”環境”の影響を受けやすい。その上、ストレスがかかる状況にあっても、誤魔化したり取り繕ったりする必要がない、心理的安全な環境だったなら、モチベーション・パフォーマンス共に低下を防ぐことができるのです。