採用担当のために『採用手段』を一覧化してみた
これから人材採用を拡大したい中小企業の経営者や担当者向けに、採用手段の一覧とメリット・デメリットをまとめました。
■求人広告型
単一業種、大量採用に適している
待遇を検索条件で調べるため、好待遇の企業は強い
人・企業両方の登録が必要ないわゆる「リボンモデル」で、資本力が必要なため参入企業が少なく、価格が下がりにくい
→ 農業・工場といった専門性を出しているサイトの方が価格が低い傾向求人票だけで応募する求職者が減少(8割は別のサイトで確認)
→ 定期的なホームページの更新が必須。
■成功報酬型の広告求人
運用している企業が少ない
(開発、運用、営業など先に費用が掛かる上、課金までの道のりが遠いため)結果的にコストが高くなりがちなので、選択肢から外してOK
■DB(データベース)スカウト型
企業側が能動的にアプローチできるのがメリット
企業側の負荷が地味に大きい
返信率が低い(一般中途向け開封率は0.5%以下)
→ 新卒は開封率が60%前後になるので◎
■人材紹介(エグゼクティブを除く)
(自分も使っていたので分かりますが)実はほとんどの企業は月額10万前後払って、リクルートに登録している求職者側から人材を紹介している
→ 求職者情報を独自で持っているのかを要確認アウトソーシングなので採用担当は労力は軽減
様々なセグメントで細分化されているので、専門性の高い会社を選ぶ
基本コストは採用者の年収28%~45%
→ 中小企業の場合は、下手な求人広告で今応募が来ないので、基本おすすめ
■エグゼクティブ・サーチ型
前金でヘッドハンティング
他の有名企業に務めるキーマンを1,000万以上でハンティング
→ 企業成長に伴う役員層の採用には◎
■SNSアカウント型
拡散力のあるアカウント・ページが先にあり、そこに求人を掲載してもらう+SNS上で拡散
Wontedlyが有名(月額4万円以下)
ターゲットは転職潜在層なため、運用が年単位で必要
待遇面以外の魅力で訴求できるため、中小企業におすすめ
■SNSプラットフォーム型
ビジネスマン向けSNS・ニュースサイトがあり、利用者にスカウトメールを送ることができる
LinkdIn、Newspickなどが有名
ターゲットは転職潜在層なため、運用が年単位で必要
企業側が能動的にアプローチできる
SNSアカウント型よりも、意識の高いビジネスマンが集まる
→ 新進気鋭のベンチャーや、社会的意義の強い企業に◎プラットフォーム数が少なく、一般的な中小企業には×
■くちコミサイト型
求職者は口コミを載せたり、履歴書の登録が可能
企業側は求人の投稿&スカウトの送信が可能
Openworkが有名
上位に表示される求人は「評価スコア順」
→ 金の力で上位表示はできない評価の低い会社はスカウト上限が減るなどのデメリットも
中小企業にかなりお勧めですが、コントロールできない要素が多く、「中身の魅力が弱い企業」は求人は苦戦するので注意を
■まとめ
個人的には、中小企業の場合、
短期的な募集:人材紹介
長期的な募集:SNSアカウント型+くちコミ型
の併用がおすすめです。