最近遭遇した人たちのはなし

社会人3年目になって、より忙しくなった。給料はありがたいことに上がったのだが、その分忙しさも比例しているのでありがたいのかありがたくないのか…。そんな中でもなんとか生き抜いているのだが、最近変な人との遭遇が立て続いたことでこんな時間に書き始めることになってしまった。

とにかく立て続けに変な人たちと遭遇したのだが、普段であれば自分の中で留めておく。今回は成仏させてあげないとスッキリしないくらいの出来事だったのでわざわざ書いている。最近仕事で上手くいかないことがあり、頭の中でぐるぐると迷路に入っていた。自らのメンタル的にも少し下降気味だったから多分引き寄せてしまったのだろうと思う。速やかに成仏してくれることをただ祈るばかりである。
※ムカつくやつしか登場しません、悪しからず。

① 東京駅でのビールお兄さん

6月21日(金)の仕事終わりに彼女と電光石火というお好み焼き屋さんに行った。金曜日の仕事が思ったよりもハードでくたくただったのだが、彼女との夕食が楽しみで足取りは少し軽かった。広島のお好み焼きを食べたことがない彼女と電光石火を食べられる世界線の自分、幸せだなと噛み締めていたタイミングでとある4人組の会社の同期同士であろう男女グループと遭遇した。私たちの前に並んでいて男の人の1人が代表待ちをしていたのだが、雰囲気や態度から、「ああこの人とは仲良くなれないな」と勝手に思っていたのだが、関わることもないだろうと思っていた。しかし席を案内されたとき、その4人グループと隣になってしまったのだ。

こちらのお好み焼きが届き、美味しく食べていたのだが、隣の様子がおかしい。どうやら4人でビールを頼んだようなのだが2杯だけ先に届き、残りのビールがなかなか届かずイライラしているようだった。普通の大人であれば、店員さんにそっと確認して…という対応を取りそうだが、その男性の内の1人は若めの店員さんを呼びつけ、説教をし始めた。今すぐこの場から逃げ出したい、本当にそう思った。ここは金曜の東京駅、観光客や仕事終わりのサラリーマンでごった返している。確かに乾杯もしたいし、女性の前でカッコつけたい気持ちもあったのかもしれない。だが、店員さんに説教をしてもビールは早く出てこない。しかも説教後の顔の「言ってやったぞ」みたいな顔と他の3人の反応も誰も止めようとする様子もなく、「ああ、席ガチャはずれた…」と哀しい気持ちになってしまった。

恐らく丸の内勤務で、それなりに給料も貰っているのだろう。だがその精神性で、どう幸せになろうというのか。どれだけ仕事が出来ても、決して幸せにはなれないと24歳の一般男性でも断言できてしまう。何か明確な悪意を意図的に向けられたのだとすれば、対抗することも1つの選択肢であるかもしれないが、今回のような状況ではそれに該当はしない。この人はこの幸せになれないループからいつ抜け出せるのか、他者への加虐性にいつ気づくのか。東京がまたちょっとだけ嫌いになった。こんな人は地方にもたくさんいるんだけど。

②電車の中にて

翌日、移動中の電車の中で2人目の人と遭遇した。昨日①の人との遭遇があったので「こういうのは続くんだな…」と思わされた。
大柄でふくよかな男性が電車に乗り込んできた。優先席に一直線に向かい、足を広げ腰かけた時点で周りの乗客含め「こいつはやばいかも…」という共通認識が生まれたような気がした。ただそれだけなら別に日常でいくらでも遭遇する。今回はそれだけで終わらなかった。次の駅で若めの女性が乗り込んできて、その男性の対角線上の優先席に座った。女性が座るやいなや、その男性がわざわざその女性の隣に移動し、ドカッと腰かけたのだ。当然女性はギョッとし立ち上がり、別の席に移動していった。周りの乗客たちもその一連の流れに驚きと呆れと気持ちが同時に押し寄せてきた表情をしていて、この感覚が合っているのだとほっとした。
ネット上で「そういう人」の存在は知っていたのだがリアルで目にしたのは初めてだった。いざリアルで目にすると恐怖しかなかった。恐らく男性には何かしらの特性があるのではないかと思うが、これを多様性として受け入れることの難しさと限界を一気に実感したのだ。この男性が抱える生きづらさ、隣に急に座られた女性の恐怖、答えなどない目の前の問題が苦しい。何かしらの公的な救いが男性にはあってほしいという祈りと、自らの女性への解像度が著しく低い事への落胆(日常にこのようなストレスが存在していることを知っているようで知らなかったこと)が残った。

③川崎駅で地上の星熱唱お兄さん

②の電車を川崎駅で降りた。好きなお店があり、そこで食事をとっていたのだが、外で中島みゆきの「地上の星」を熱唱しているお兄さんの声が聞こえてきた。ずっとサビの部分だけを歌っていて、どうやらとても酔っているようだ。迷惑さもあるが、川崎でそんなに目立って大丈夫か…という心配の気持ちも同じくらいあった。
昨日から①②と続いており、③で最後だといいなと思ったが今のところ最後みたい。二度あることは三度あったが、四度目はなさそうだ。
③は普段だったら面白がってすぐに忘れられたのに…と今になって自戒している。公共の場で人を不快にさせる行為に対しての抵抗感が大きいんだろうなと改めて実感した。

どうか成仏しますように…。
次の投稿は明るいやつ書きます!


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