Nコンとは「NHK全国学校音楽コンクール」のことを指す。
コーラス部がめちゃくちゃに強い小学校出身の私にとっては幼い頃から身近なものだった。全国レベルの合唱を毎年聞かされていると音楽的な知識が無くてもシンプルに感動するのだ。全国レベルのコーラス部がクラスに何人かいて、その人たちと一緒に歌うとなぜか上手くなった気にもなって、音楽の授業がやけに楽しかったことも覚えている。
その中でも個人的に好きな課題曲を3つ紹介したい。
① いのちのいっちょうめ
2010年、まさしく私が小学校4年生の時の課題曲「いのちのいっちょうめ」、体育館で体育座りでコーラス部の合唱を聞いたときに言葉にできないほどの感動を得たことを今になっても思い出せる。恐らく今になっても音楽を聞くことが好きな理由の根源はここからきていると思う。小学生の部の課題曲としてはど真ん中、大人になって見返してもいい詞だと思う。
その中でも特に好きなのが、
こんなにカッコよくて勇気を与えてくれる詞があるだろうか。幼かったころ、出来ないことの方が多かった私たちにとって何かが出来るようになることは成長で、言葉にはしないけど嬉しかった。そんな複雑な感情を端的に曲に落とし込む言語感覚、脱帽です。
② 次元
歌詞を見た瞬間に震えるという経験はあるだろうか。朝井リョウが作詞をしたと聞いて納得した。この歌詞を2016年時点で書いていた朝井リョウ、どんな世界の見え方をしていたのだろう。全てがパワーワードであり、パンチライン、これを高校生たちはどのような気持ちで歌ったのだろう。朝井さんの言葉は無駄がなく、読みやすいからこそ合唱との親和性も高い気がする。高校生の部って感じですよね。最高です。
③ 明日のノート
俵万智さんの作詞、本当に凄い歌詞ですよね。
Nコンのサイトに以下のようなメッセージも発信されています。
説教臭さもなく、生活に根付いた言葉だと感じます。
このnoteに書き殴っていることもなんだか歌詞とリンクする気すらします。そこから明日が始まる、心の深いところに言葉が響きます。
小学生の部の明るい曲も好きですが、高等学校の部ならではの良さもありますね。
他にも証など、超有名な課題曲もあるのですが知っている人が多いと思うので省いてしましました。ぜひNコン一度でいいから見てみてください。
小学生のうちに出会えたことはめちゃくちゃラッキーでした。感謝。