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高齢化率

9月15日に、総務省統計局が
「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」を公表しました。
https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1420.html
 
これによると、総人口が減少する中で、65歳以上人口は3625万人と過去最多となっています。
総人口に占める割合は29.3%と過去最高となっています。
この総人口に占める高齢者人口の割合を「高齢化率」といい、「高齢化率」に関しては、次のように、過去に複数回出題されています。

【 H4-6-A 】
我が国では、平均寿命の伸長と出生率の低下(平成2年度においては過去最低の1.54を記録)により、平成2年10月1日現在、65歳以上の高齢者の人口は1,489万5千人で総人口の12%を占め、今後も急速な高齢化が進むことが予想されている。

【 H22-2-E 】
日本の高齢化のスピードは、世界に例を見ないスピードで進行しており、高齢化率(総人口に占める65歳以上の者の割合)が7%を超えてからその倍の14% に達するまでの所要年数によって比較すると、フランスが115年、ドイツが40年、イギリスが47年であるのに対し、日本はわずか24年しかかからなかった。

【 H27-9-E 】
日本の高齢化率(人口に対する65歳以上人口の占める割合)は、昭和45年に7%を超えて、いわゆる高齢化社会となったが、その後の急速な少子高齢化の進展により、平成25年9月にはついに25%を超える状況となった。

いずれも正しい内容として出題されたものです。
これらの問題にある数値、高齢化率の状況、これは知っておきましょう。
ただ、知っておくべきなのは、古いものではなく最新のもので、令和6年なら、「29.3%」、およそ30%ということです。
それと、高齢化率の推移をみると、1950年(4.9%)以降一貫して上昇が続いていて、1985年に10%、2005年に20%を超え、2024年は29.3%と過去最高を更新しています。

ちなみに、「令和6年版高齢社会白書」には、「我が国の総人口は、令和5年10月1日現在、1億2,435万人となっている。65歳以上人口は、3,623万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)も29.1%となった。」という記載があります。


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