魯さんって何者?
はじめまして。1998年に小さな県営住宅に住む両親の間に生まれた魯さんです。
2019年8月、大学3年生の夏、20歳の時に国家資格の社会保険労務士の試験に合格しました。
社会保険労務士(しゃかいほけんろうむし)、通称社労士(しゃろうし)って何?と友達にも散々聞かれました。僭越ながら、私はいつも、労働法分野で活躍する弁護士ジュニアと答えています。なぜなら、社労士の具体的な仕事って、労働法に関する知識を使って、中小企業の社長に依頼された給料の計算をしたり、失業保険や労災保険、それに医療保険や年金保険の計算をしたりする、法律家の作業が中心だからです。弁護士ほど華々しい職業ではありませんが。
私は、社労士の道を極めるのもいいなと思っていた時期がありました。社労士になるために一生懸命、大学3年生の輝かしいはずだった時間を使って勉強していました。
でも、いざ資格を取って、実際に社労士のオフィスにお邪魔すると、私のやりたいと思っていた仕事ができないと思ってしまったのです。だって、社労士は企業の経営者からお金をもらっているので、企業のいいなりになってばっかりなんだもん。
たとえば、クライアントの社長に「今うちの会社は経営悪化してるから、この人とこの人を辞めさせたいんだよね」と言われれば、社労士は「ならば、こういう手を使えば、従業員も辞めさせられるし、社長も訴えられるリスクはありませんよ」と提案するしかありません。つまり、社労士は一般的にクライアントの社長が雇っている労働者の立場を守るために、労働関連法の知識を利用してはくれません。社労士は社長の立場を守るために、彼らの知識を利用するのです。
私は、ずっとアルバイトという労働者の立場でお金をもらってきました。店長や社長のような経営陣に立ったことはありません。なので、自分や友達に労働トラブルが起きたときは、いつも弱い労働者の立場で経営陣の言いなりになるしかありませんでした。
そんな弱い労働者の私たちを助けてくれる知識が労働法だと思ったからこそ、私は労働法を極められる社労士という資格に課金をしたのです。(資格の予備校は高かったです。私のアルバイト代4ヶ月分はしました。でも、合格した後、高級ホテルで開催された祝賀パーティーで、美味しいケーキをたらふく食べて、もとを取ったような気もする!)
そうでした。私のいちばん初めのゴールのひとつは、私がいちばん社労士としてしたいことは、「私の同年代の人に労働法について知ってもらって、労働トラブルで辛い思いをして欲しくない」でした。だって、ほとんどの人間が、人生の大部分の時間を労働時間に当てないと生活できないのだから、自分の身を守ってハッピーに働くためにも労働法って超重要なのです。
社労士の合格証書をもらって9ヶ月、やっと私は同年代に向けて労働法を発信しようとする決心がつきました。
私は、社労士試験を経た21歳の若者がかく、「ユースに伝えたい労働法」を続けていきます。いわば、「若者の、若者による、若者のための労働関連法の情報サイト」を作り上げていきたいな。
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