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「コンビニ人間」になる私
私がコンビニ🏪でバイトをし始めて1年が経つ。
どんなに長く働いていても人間だからミスは犯す。
機械音鳴り響く店内で、タバコの番号を聞き間違えて怒鳴られたりなんてしょっちゅうだ。
返金処理が上手く出来ず、ヒステリーでも起こしているような表情でおばさんに怒られる。
客 あなたバカじゃないの?と。
私 一応、大学行ってるんですけどね。
客 信じられない。
私 あぁ、すみません。
冷静に考えれば対処できるのに、強い口調のおばさんが50センチの距離にいるだけで、勢いに負けて、顔がひきつった。
しばらくお客さんと目を合わせるのが怖くなった。
世の中には色んな人が、いるんだなと。
急いでいる客、時間に余裕のある客
全ての客にスピーディーに対応するために、バイト中は機械になる。
無駄な動作は除き、レシートは求められたら渡す。
私はコンビニ人間になっている。
ディズニーキャストのように口角を上げるサービス精神はコンビニ人間には求められない。
その点、非常に楽だ。
機械のように合理的、効率的に動く。
コンビニのバイトは、接客業でありながら、
案外、人に対してドライな人が向いていたりもする。
そして、コンビニで全ての客に満足いく接客は難しい。
全ての客に満足いく接客をしていれば、従業員の心と体がもたないだろう。接客だけに力を注ぐわけにはいかない。
接客以外にもマシン清掃、前出し、クローク品出し、床清掃、廃棄処理、フード管理、ゴミ捨て、タバコ補充、色々やることがある。
良いイメージが少ないコンビニバイトだが、こんな神経質な私でも続けられているので、仲間に感謝したい。