鉄の女
こんにちは。なかむらともやです。
最近練習でよく思うのですが、「走る」って誰でもできるのに本当に深くて難しいです。
もっと脚速くなりたい......
さて今日の題名は「鉄の女」。
イギリスで初めて女性首相になったマーガレット・サッチャーという女性について書きたいと思います。
彼女から学びたいのは、物事を成し遂げるには「影の主役」となるパートナーが重要である点です。
簡単に説明するとワンピースの麦わらの一味みたいなことです。
海賊王になる夢を持つルフィは大剣豪を目指すゾロなど個性的な、しかし同じ方向性を持った仲間がいます。
そうした仲間を見つけるとどうなるのか、サッチャーを例に書いていきます。
サッチャーは一言で言うと決して曲がることのない屈強な信念を持つ女性でした。
イギリスの古くなった校舎を建て直したり、無料保育園を新設するために、学校の牛乳を有料にしたりしました。
これにより彼女は「牛乳泥棒」など世間から強烈な批判を浴びますが、決して民衆の意見に流されることはありませんでした。
彼女は人気のために政治をやるのではなく、正しいかどうかで政治をしていました。
彼女はオックスフォード大学で勉強し、もともとは研究者を志していました。
しかしあるダンスパーティーで自分が本当にやりたいことは国会議員だということに気づきます。
初めての選挙ではアドバイザーに言われた通り「チャーミングで若い婦人」のイメージで選挙活動をしました。
しかし選挙区が工業地帯であったこともあり、落選してしまいます。
次の選挙でも落選。
しかし彼女は2回目の選挙活動の際に生涯最高ともいえるパートナーを得ます。
それがのちに夫となる実業家のデニスです。
彼は男としての強いイメージを殺して、サッチャーを引き立てるために、弱い夫を演じ続けました。
デニスはそれがサッチャーにとっても、自分にとってもメリットであることを十分に理解していたのです。
デニスとの結婚後サッチャーは妊娠し、政治活動を一旦離れます。
ここでサッチャーは政治家になるためのステップとして弁護士になることを決意します。
普通の夫なら戸惑って否定してしまうかもしれません。当然です。育児しながら法律の勉強なんて無謀すぎます。
しかしデニスは全面的にサッチャーのサポートをするのです。
サッチャーは見事弁護士試験に合格し、弁護士として弁論の技術を磨きました。
これがのちに彼女の大きな武器となりました。
3回目の選挙戦では「チャーミングな婦人」とは真逆の敏腕弁護士として立候補しました。
そして初めて当選したのです。
そして様々な批判さえも全て自分の味方として活用し、1979年にイギリス初の女性首相になりました。
サッチャーは確かに傑出した個性と信念を持ち合わせた強い女性でした。しかし彼女の偉業の根底を支えていたのは、「影の主役」であるデニスです。
彼がいたからこそ「鉄の女」は生まれました。
瀧本先生は、人生の生き方として全員がルフィのような生き方をする必要なく、影のヒーロー、縁の下の力持ち的な生き方も素晴らしいと教えてくれています。
これらは自分がどうなりたいかがしっかりしていなければ、自分にはどう言う生き方が合っているのかもわかりません。
多分それは行動してみないとわからないことだと思います。
私も答えは出ていないので、もっともっと行動していく必要があるなと、この本を通じて思いました。
次回は最後の法則のついて書きたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。