ハリーポッターの誕生秘話

こんにちは。なかむらともやです。

突然ですが、皆さんはハリーポッターを知っていますでしょうか?

私は大好きで、金曜ロードショーとかでやっているといつも観てしまいます。

誰もが一度は夢をみるような魔法の世界の物語。

憧れますよね!

ハリーポッターシリーズは世界73の言語に翻訳され累計4億5000万部を突破しています。

作者はJ・K・ローリング

彼女は今では有名な女性作家ですが、ハリーポッターシリーズを出す前は仕事も収入もギリギリの暮らしをしていました。

今回はハリーポッターが誕生するまでの彼女の人生についてミライの授業の最後の法則である、

•ミライは「逆風」の向こうにある

という考え方について書いていきたいと思います。

ローリングはイギリスに生まれ、本を読むことが好きで6歳から物語を書いていました。

彼女の生活は想像力豊かで自信に満ち溢れていました。

しかし、ある古くさい習慣を持つ小学校に転校した彼女はここで周りの環境に押しつぶされ、「作家になりたい」という自分の夢を語らなくなり一度心を閉ざしてしまいます。

彼女は大学選びでも自分の心に従うことはありませんでした。

彼女は文学を学びたかったのですが、親にも自分の夢を語っていなかったので結局流されるまま、安定した職につけるフランス語を学べる大学に行きました。

彼女は自分の夢を押し殺し、「優等生」を演じ続けたのです。

もしかしたら、この文章を読んでくださっている人の中にも、似たような経験をした人がいるかもしれません。

ローリングは国際人権NGOというところで秘書として就職しますが、休み時間などに隠れるようにして小説を書いていました。

彼女が最初秘書をやっていたことを覚えている同僚は今ではほとんどいないそうです。

そして彼女が25歳の時に転機が訪れます。

彼女のボーイフレンドが引っ越す際、ロンドンに帰る列車の中で突如、ハリーポッターの構想が降りてきたのです。

だからハリーポッターは列車のシーンが多いのだなと思いました。

あれだけ素晴らしい作品を思いついたのになかなか彼女は作家としての一歩を踏み出すことができません。

むしろ、仕事も転々とし、ボーイフレンドとも度々喧嘩して心も体もボロボロの日が続いたそうです。

その後彼女はポルトガルの英語教師となり、そこで出会ったジョルジと恋に落ち結婚し、子供の授かります。

しかしジョルジはDVが激しく、結局彼女は離婚し幼い娘を抱えて妹のところに移ります。

ここまで読んだらわかるように、ハリーポッターの生みの親は、かなり苦しい人生を歩んできた中であの作品を作り上げたのです。

正直、ハリーポッターの裏側にこんな物語があったなんて知らなかったので読んでいて驚きました。

ローリングは妹と一緒に暮らしながら娘を養うため、フランス語の教師になることを決意します。

しかしフランス語の教師になるには1年以上かけて教員免許を取る必要があります。

ここで彼女は人生を変えるある2つの決断をします。

それが

誰にも読ませてこなかったハリーポッターを妹に読ませる

教員免許よりも小説に集中する

上の決断により妹はハリーポッターの虜になりました。

そして妹の勧めもあり下の決断に至りました。

彼女の中で今ハリーポッターを書き上げなければ一生書き上げられないだろうと直感したからです。

ここからローリングは生活保護を受けながら人生最大の大勝負に挑みます。

彼女はたった1年で、3章しか書けていなかった、全17章に及ぶハリーポッター1作品目の「賢者の石」を書き上げます。驚異的なスピードで書き上げたのです。

彼女は完成品をイギリスの出版社に送りました。

しかし当時のイギリス出版界では「児童書」は売れないという認識が強かったのです。

ローリングは13社中12社に出版を断られてしまします。

しかしブルームベリーという出版社だけ出版の許可が降りました。

しかもこの会社の社長の娘が、たまたま読んで、

パパ!この本はどの本よりも面白いよ!」と言ったのがきっかけで、社長は最初読んでいなかったのです。

しかし娘が面白いと感じたなら児童書として面白いのだろうと思い、ローリングと契約を結びました。

ハリーポッターの初版は500部。ローリングが受け取った契約金はわずか25万円でした。

しかしいうまでもなくハリーポッターは世界的ベストセラーとなりました。

決して逆風に屈することなく、自分の心に正直な人生を歩んだローリング自身の力と、無邪気な女の子の一言によってハリーポッターは日の目を浴びました。

ローリングもエリートではなく、小説界において新人で、またハリーポッターの最初の読者もまったくの素人です。

共通して言えることは、ハリーポッターは常識に縛られない人たちによって世界を変えるほどの旋風を巻き起こしたという点です。

瀧本さんは本の最後に

賛成する人がほとんどいなくて、周囲の大人たちがこぞって反対しても、怒られても、笑われても、馬鹿にされても自分だけの大切な真実だけを信じよう」と言ってくれてました。

ミライは常に逆風の向こうにあると。




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