春は枯れ再び廻る 未通過✖︎

春枯れ 

冬の魔女で通過しました。
GMのむらさきさん、PLとしてこの物語を一緒に紡いでくださった皆様、素敵な壁打ち(?)と感想戦で楽しませてくれた観戦者のみなさんありがとうございました。全員のRPのよかった所を個々に書いていきたい衝動にかられているのですが、何文字になるかわからないのと僕の能力不足がバレるので割愛させてください。でも本当に良かった…。
マダミスなので勿論未通過✖︎です。





 

この伏せでは私がどのようなことを考え、どのようなことを思い、どのような言葉をかけていったのかとかそういう話をしていければなと思います。優秀なビオラ(おばけさん)が録画を残してくれているとのことなので僕は恥ずかしくて見返すのはちょっと怖い(笑)んですがぜひ見てやってください。(個人的にはそれ見てからこれを読んだ方が考えていることが分かりやすいかもね)

▶僕の冬魔女解釈
この物語で冬魔女に与えられていた役割は最も重要な「儀式」について最初から知っているという事かなと思っていた。
この物語はおそらくハッピーエンドでは終えられない。
その現実を(シナリオ性質上)話すことは出来ないけど、その現実には人一倍向き合って何人もの弟子を殺してきたし、おそらく生きていく中で何回も魔女が弟子を殺し、弟子が魔女を殺す瞬間に立ち会ってきたのだろうという推測がたった。
そんな儀式を何回も見ていく間に精神が摩耗し、冷徹で人と関わらせないようなオーラを放つようになっていったのだろうなって。人と関わらなければ孤独になることこそあれ傷つくことはないという価値観。ただ、ときどき、孤独に耐えられずに泣いてしまう。そんな魔女なのだろうなと感じた。

そんな時にビオラの温かさに触れられたのがこの魔女にとっての幸せだったのかもしれない。

「お姉ちゃんがよくぎゅっとしてくれたんです。こうすると温かい気持ちになれるからって」

普段は感情の起伏が少なく、何を考えているか分からない子だけど、心の奥底では温かいものを持っている子。そんなビオラを愛したくなるのはこの魔女にとって自然なことのように思われた。もっとこの温かさに触れていたい。そんな思いがこの魔女を暴走(笑)させているのだろうなと感じた。

「大丈夫です。ビオラは儀式の後も先生と一緒にいますから」

この子は儀式について何も知らない。いや、春の魔女が死んでしまった今となっては、この中の誰も儀式について何も知らない。魔女になって初めて人の温かさに触れた今私にできることは何だろう?
そんなことをRPで表現できたらいいなと考えていた。

▶今回の行動指針
・犯人を捜すのには協力するが基本的に興味はあまりなかった。私自身が儀式で冷徹に人を殺している以上、他人が人を殺す理由に何かを言い始めるのはちょっと違うというか。
それ以上にこれから来る未来についてビオラとちゃんと話し合いたいし、ビオラに決断をさせてあげなければならない。更に言えば、他の魔女コンビたちにもこの現実に向き合ってほしい。それが儀式を最初から知るべきものの責務に感じた。(これは些細な表現だが、この物語のスタートが少女たちの物語という書き方をしており、80歳の冬魔女は基本的に少女ではないと考えると物語の主人公というよりも何かを訴えかけて判断を促す立場かなというのも感じていた。)

・ビオラが犯人だったとしたら、しっかり動機を聞いたうえで一番の話し相手になってあげたいと思った。とはいえ、「心根に温かいものを持っている子が実は犯人でしたw」というのは違うんだろうなという感覚はあったし、姉探しをする動機が犯行になることはなさそうだという気はしていたのだが。

・死んだ春の魔女の人間性や私が知らない過去を知ること。自分が儀式で死ぬ可能性がある以上、これは死ぬ前にちゃんと知っておきたい。これを知るには良いタイミングでナデシコから聞き出していくのが良いと考えていた。

・私に何があってもビオラの温かさを守りたい(観戦者チャット盛り上がってたねw)。私は春の魔女への憎しみの感情と自身の願望だけをもとにかつての冬の魔女を自分の意志で殺し、そしてそれを後悔しながら生きてきた。でも、ビオラにはそうなってほしくない。私にはなかった温かさを持っているんだもの。
ビオラと一緒に生きられる未来があるのかもしれないが、それ以上に私はもう覚悟はできている。後はビオラの心を開いてどのように誘導するか。そしてビオラには冬の魔女になるものとしてその温かさを大事にした彼女なりの魔女になってほしい。クソでか感情。
マダミスだからこんな感情もきっと許される(笑)。

・さあ、おそらく幸せになれない結末に向かおう
(というか、ハッピーエンドのマダミスだったらTLこんな荒れないでしょみたいなのも薄く感じてたw。だから儀式は絶対来るし、人は死ぬだろうなというか)
そして物語上では私はおそらく人を殺せない。それなら、ビオラの情緒だけはしっかり誘導しようと思った。
(これがRPで人を〇しますw宣言の真意)

▶行動中の思考
最初、ナデシコの「冬魔女とビオラと話したいです」はRP上秒で拒否したw。そもそも春魔女を疑っていた事、そしてビオラ大好き魔女さんだったので、偏愛なだけである。ここは冷徹なRPをした(というか素の自分説あるな())。ごめんなさい🙏

まずは、ビオラに
「あなたは本当に心の温かい子。これからどんなことが起きてもその温かさを大切にして。そして私がいう事を他言しないで」
と伝えた気がする。ここからはビオラとの互いの時系列の確認、及び引いたカードの確認をしていった気がする。ぶっちゃけると、ビオラが犯人じゃなさそうってくらいで後の時系列の話は覚えていなかった。というより犯人じゃなさそうなことに安心して話があんまり入ってこなかった。個人的には犯人を捜す事より儀式にむけてビオラの決心を固めてほしい気持ちの方が強かった。その為には、ビオラの心の問題である姉探しにも協力するつもりだったし、残り少ないかもしれない時間の中でできることはすべてやっておこうと思っていた。

ビオラが夏魔女に呼び出されたので、最後に、
「貴女は温かい心がある。私の様に冷徹な人間にはならないで。」
と伝えて会話を終えた。(気がする)

ビオラが夏魔女の所に行った後はスイレンが来た。スイレンには、
「あなたにとって大切なものを失ってでも魔女になりたい?」
と聞いてみた。これは将来投資というか、スイレンもビオラと同じように決断をしなければならない可能性があることを考えると、スイレンの考えも聞いてみたくなった為である。

スイレンは、
「私は魔女になりたい。でも、もしその大切なものが魔女様だったら私は嫌ね!」

なんか言い方可愛いなと思ったw。(今考えるとなぜスイレンは大切なものが魔女様という仮定がこの段階で出てくるのだろうという違和感はあるな…)

可愛さにやられちゃってた(笑)

「そう。あなたは夏の魔女さんが大好きなのね。」
「うん。大好きだよ。」

大体密談前半はこんな感じ。

後半の密談決定フェイズ。分け方には拘りがあったので、少々強引にでも分けた方がいいなと考えていた。
まず、魔女と弟子の組み合わせには先ほど話した通りこの先の未来をちゃんと話し合ってほしかった。また、彼女たちは、自分が「操られて殺させられている」ことに気づいてない可能性があり、その自分が殺したという自責の念だけから安易に自分の死を選択してほしくないという思いがあった。それを伝えるにはまず魔女同士の話し合いの場が必要。

残った弟子4人の組み合わせだが、ナデシコ目線ではおそらく私は犯人になりえないはずなのでそれを解きたい(残念ながら、冬魔女視点では22:00〜22:30のナデシコの行動がわからないので犯人の可能性はある)のと、春の魔女が弟子に取った理由については聞いておきたいと考えていた。
ビオラとの残された時間を考えて、私がビオラに悔いなく殺すことを望む以上、私は悔いなく殺されるために、「春魔女がどんな人間だったのか」について自視点でしっかり聞く必要があると考えた。この時、おそらくHOが配られたのは「魔女3人」であること、および、魔女3人の話が終わった後の密談後の流れ(師匠と弟子がセットになるようにわけるとナデシコはどうしてもあぶれてしまう。それなら、話し合う事を提案した以上、夏秋ペアにはしっかり話し合ってほしいからナデシコがうちの密談に来る方がよいだろう。)を考えても妥当な分け方かなと感じていた。

まずは魔女同士の話をしっかりした後、上記の点について話をして、師匠と弟子の会話を促した後に解散した。

ここからはナデシコとの疑問解消の後に、ビオラとの時間を取った。ナデシコは犯人探しに必死なようだが、僕視点からは「ナデシコではない時の犯人はキキョウorスイレン」であるということしか分からないし、最初に述べていた通り、犯人には基本的に興味があんまりなかった。
そもそも時系列の高速詠唱をされても覚えられる脳みそは僕にはないし、ビオラの時系列すらあんまり覚えられていないくらいなので。強いて言えば、魔女狩りがいるとの情報を得たので、魔女狩り=犯人だった時にビオラが殺されちゃう可能性が高い為、それだけは避けなければならないなと感じていた。

その後はビオラに真実をすべて話す時間にしたいなと思っていた。そして、自分を殺してほしい事を伝えた。そしてビオラが私に隠していることがあったらそれを教えてほしいという事を伝えた。

「あなたは優しい子」
「でも、ビオラ、先生が言うほど優しい子じゃないよ…。(ビオラの過去を話し始める。)」
「そう。そんな過去があったのね…。でもね、ビオラ、本当に弱い人間は自分の過去の過ちとか弱さをいう事ができないと思うの。その弱さに今打ち勝ったビオラは本当に強くて優しいと思うわ。」
(確かこんな感じだった)

そして最後にビオラとの会話で、
「これから2つあなたに伝えることがある。ビオラ、あなたは温かい子。その温かさを大事にしてこれからの弟子に注いであげなさい。」
「はい、先生。」
という感じで密談は終わった。いままで何度も言ってきた通り。
さあ、結末への仕込みは十分すぎるほどできた気がする。RP的にはこの辺までで満足できた。

全体会議では、ビオラの姉が発見できて満足できてしまったのと、キキョウが魔女狩りである事実がそろい、かつ銃について明らかに隠しているなと感じていたのでキキョウが犯人かなぐらいの感想しかなかった。少なくとも、魔女狩りのキキョウさえ捕まえてしまえばビオラに何か起こるとは考えにくい。時系列整理には正直ついていけなかったし、ナデシコに「犯人に興味がないんですか?」といわれたときは「キキョウでいいや」くらいにしか思ってなかった。まず、全体会議でちゃんとビオラのお姉ちゃんが見つかった事が嬉しかったこと、そして、カードを全公開して儀式をせずに過ごす手がかりみたいなものが出てこなかったことから、ビオラとお別れエンドが99%確定。それをどうするかについて考えていた。

▶エンディング解釈
夏と秋の神ロールプレイについては僕が語るには僕のRPの即興力があまりにも足りないので割愛。(因みに僕には夏と秋組のような即興力はないから、今回のエンディング前からエンディングのことを考えておいて,ずっと後半の密談フェイズでエンディングへの下準備しておいてつくづく正解だったなと思った。最悪エンディングだけでは何を言っているかは分からなくても、アーカイブが残るらしいし、そういうことまで踏まえてもこれで良かったなと思う。)

冬組のエンディングだけ書いていく。

ここまで十分すぎるほど、ビオラに「はい、先生。」と言わせて殺させることを説得したし、自分の意見は伝えてきたつもりだった。

では、そんな私が最後にすることは何だろう?

僕的にはそれは、

「ビオラの意見を聞いてあげる事」

かなと思った。
ビオラが私の言葉に何を感じ、今何を考えているんだろう。それを聞いてみたかった。それがビオラの為なら最初から死ぬことすら厭わなかった私の役目だと感じた。

「私は先生の一番の弟子であり続けたいんです。だから、私に先生を殺させてください」
「そうね。わかったわ。最後に2つ約束。あなたは姉思いの心温かい子。その温かさをこれからの弟子に注いであげなさい。そして私を殺すときは笑顔で殺しなさい。」

1個目の約束はしつこいけど最後に伝える言葉としては絶対必要。2つ目は、冬の魔女としてのかつての後悔。
かつて、私は生きたいという感情と春の魔女への怒りの感情で前の冬の魔女を殺し、それを後悔して一人で抱え込んできて生きてきた。そんな後悔を最後の弟子にしてほしくないし、泣いてお別れなんか嫌。まあ、ビオラなら大丈夫かなと思ったけど。
(やってて思ったけど、この魔女約束を2つ取り付けるのが癖づいてるなw)

「さよなら、ビオラ。」
「さよなら、先生。大好きです。」

そういってビオラが私の胸を刺すと真っ赤な花が咲いていた。

個人的にはこれ以上ないエンディングかなと思ったけど、みなさんどうですかね。
ビオラがいい魔女になってくれると嬉しいな。

▶感想およびRPの言葉について
とりあえず、ビオラの情緒をあの世に持っていくことを目標にしていたのでその点は満足できていた。観戦の壁打ちとか色んな人の壁打ちとかまだまだ読み切れてないけどすごくてもう語彙力が…という感じでした。皆さんの良かった所を発表する大グレスケ大会をするには僕には役不足で申し訳ないぐらい凄かったです。

ネタバレというほどのこともないのだが、今回のRP中の言葉については、漫画の中でいいなって思った言葉を今回のマダミス風に自分の中で解釈を組み替えて用いた。今回のマダミスで一番表現として使える言葉が多いなと感じたのは「暗殺教室」の殺せんせーの言葉。境遇もちょっと近いよね。最後の「笑って殺しなさい。感情的に殺しちゃダメ」とか、「さよなら」しか言わなかったのは完全に暗殺教室リスペクトが入ってました(笑)。よく考えれば、ビオラに「あなたは温かい子」と言い続けたのも殺せんせーと雪村先生のくだりのオマージュだなと思ったりする。暗殺教室はジャンプが生み出した学園物の不朽の名作(断言)なので読みましょうね。
後は、「弱さを認められるのがやさしさの証明」的なのもスポ根ものの漫画とかだと結構出てくるセリフかなと思う。(これは最近読んだアオアシ27巻で感銘を受けた言葉)
漫画を読んだりとか音楽を聴いてよく情緒を持っていかれている人間だから、今回は自分のストックに入っている言葉は全部使える時には使いたいなと思っていた。役によっては情緒を持っていくことに全振りするのも楽しいなと思ったりしました。(笑)
本当は作品に沿った自分語りとかもまだまだしたいし、思う事はまだまだあるんですが、全部書いちゃうと今後マダミス誘ってもらえそうにないし、僕自身も余力がなくなるのでこのあたりで締めます。笑
楽しかったです!

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