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なぜ宗教が誕生したのか?

こんにちは!ノノカです。

前回は日本人的宗教観についてお話ししました。
今回は、宗教が誕生した理由と、宗教理解のための基本中の基本(と自分が勝手に思っている)についてみなさんと共有できたら。

前回の記事はこちらから。https://note.com/19980310/n/na57ccca5ef17

1.なぜ宗教は生まれたのか
早速、なぜ宗教が誕生したかに関して。
1.死後、どうなるのか知りたい
2.宇宙の存在意義など、人智を超えたものの本質を理解したい
3.大きな集団を統合する必要性
個人的にはこの3要素なのではないかと思っています。
(この記事は個人的見解なので、そう考える人もいるんだ程度で読んでください。)

様々な文献によると、100年前にはすでに人類を弔う儀式があったそうです。
また、ネアンデルタール人にホモ・サピエンスが勝利した理由の1つに、宗教があるとも言われています。それは、親兄弟と言う血縁だけの小さな集団が成長し、大きな集団となった場合、ルールや同じ価値観を共有するためのストーリーが必要になる。そのための宗教であり、私たちの祖先であるホモ・サピエンスがその宗教を持っていたされています。

確かに、宗教は社会全体のルールとまではいきませんが、現在でも大きな要素であり、そこには人類共通のストーリーがあります。

例えば、私たちは1週間という世界共通のルールを持っています。これは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教において、「6日間かけて神は天と地を創造し、7日目を安息日とした」とされています。これが1週間という概念が存在している所以です。

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もし宗教がなければ、現在私たちが当たり前だと思っているルールや価値観がなかったのかもしれないのです。

2.世界宗教と民族宗教
ユダヤ教とヒンドゥー教は民族宗教、キリスト教、イスラム教、仏教は世界中教であると言われています。
ユダヤ教はユダヤ人、ヒンドゥー教はインド人主体の宗教です。ちなみに、神道は日本人の民族宗教です。

キリスト教は世界中に宣教師が出向き、信者を増やしてきました。全人類をキリスト教徒にしようとする発想があるためで、その結果、現在世界には20億人を超える信者がいます。みなさんご存知のフランシスコザビエルも宣教師の一人ですね。

ザビエル

しかし、キリスト教がここまでの信者を獲得するまでには、異教徒や先住民を強制的に改宗させたり、弾圧したりした歴史も存在し、またユダヤ教徒にはキリスト教から弾圧されたなどという厳しい歴史があります。

イスラム教は、イスラム共同体こそ素晴らしいと信じているので布教に前向きです。

インドからはるばる伝わった仏教は、布教せよという教はさほど強くありません。仏教の教えが受け入れられたことで、結果的に世界宗教になったという解釈をされることも多いです。

ヒンドゥー教に関しては、インド特有の宗教という位置付けでヒンドゥー教徒は捉えており、インド以外の布教にあまり熱心ではありません。

今の私たちの生活や週間の中には宗教がルーツとなったものも多くあります。関連が無さそうなことでも日本文化に深く根付いていることもあります。

日本人の宗教アレルギーは日本人特有のものです。1つの個性であると言えるでしょう。しかし、アレルギーだから理解できない、しなくて良いのではなく、多くの人が方を並べて生きていくためにも日常の中から宗教に関連することを発見することも楽しいと思いませんか?

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