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どこでもいいからどこかへ行きたい
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この本をSNSで見つけて驚いた。
「え、私の口癖が文字化されてる」
タイトルから共感できるなんて
これはもう読むしかないと即購入を決めた。
まだ裏表紙の解説ストーリーも見ていないのに。
本屋さんには頻繁に行くのに
まだ一度もこのタイトルの本を見たことがなかったな、
いまの私に刺さる言葉が
たくさん並んでいるのかもしれないと思った。
当たり前だが全てが著者の言葉に共感するというのは難しい。
共感を理由に本を読むわけでないのだが、、、
この著者phaさんから共感を求めてくるような文章は一つも感じられなかった。
自分の考えを淡々と綴っている、そういう印象だった。
読み進めていくたびにワクワクが増していった
次はどこへ行くのだろうどんな選択をして
何を発見するのだろうと
私自身も家にいたくないという気持ちが強くあって、いつも外出することばかりを考えるし、ここにも住みたいあそこにも住んでみたいと日頃からいろんな土地で生活する妄想を頭の中で繰り広げている。
ずっとその場で同じ生活をしていると自分の意味を模索し出して人生とは…なんて重く深い渦に迷宮入りしてしまう。
だけれど外に出て大好きなコーヒーを一杯でも飲めば
充実感に溢れ、口角が上がり想像力も高まる
海を見れば水平線の向こうにある陸を想像して
自分をその場所に置きそこで吹く新しい風に気持ちよく当たる
このふわふわした感情を楽しむことで可能性は無限大に感じて
何もかもがうまく行くような気がする。
自分のことをちゃんと理解できるようになったのは
やはり一度、精神を破壊させたことがあるからである。
入口も出口も塞がれたトンネルをずっと歩いてるようなそれもどっちに向かっているかもわからない本当に暗くて灯りの見えない時間を経験した。
そのとき私は毎日のように母にこう言ってた
「どこでもいいからどこかへ行きたい」
早くトンネルから抜け出したかったんだと思う。
母も色んなところに連れ出してくれていたようだった。
そう、私はあまりその頃に記憶がないので後から聞いた話だが、、、
知り合いには会いたくない。近場も嫌だ。
だけれど外に行きたい。
なるべく今いる場所から遠く遠くへと
もしかしたら現実逃避なのかもしれない
今置かれている状況が嫌で離れたいのかもしれない
現実よりも少しでも遠くの場所で過ごすと気分が楽になる
でもそれが今一番自分を保てるのだとしたら
ちゃんとその気持ちを優先してあげたいと思う
我慢はしないと決めている
何故なら我慢をしていいことがなかったから
それを身体を壊してまで経験している
これやりたい、あそこに行きたい
いくらでも出てくる
最低限その気持ちを叶えてあげたい
自分のために
できるだけ多くの経験をしたい
そう思って今仕事を辞めようとしているところだ。
また新しいことが出来るかもしれないワクワク感を
大切にしたいな
この本を読んだことでさらに背中を押してもらえたな