#03 ヤンチャなことなんかなかった、僕の不格好な青春
僕の中学校はすごく荒れていた。
月に一度、窓ガラスは割れるし休み時間の校庭にはタバコの吸い殻が落ちていた。制服を改造した男の子は学ランのボタンを全て開け、女の子の髪の毛は金色だった。
僕たちは目立たないように学校生活を送った。放課後には部活に励み、定期テストにはしっかりのぞんだ。中学二年生のときには親に反抗してみたし、門限を破って怒られたりした。
久しぶりに地元の友達と会うと、その当時に戻る。
あの娘が可愛かった、あのときは焦った、面白かった。
やんちゃなことなんて何もしてなかったけれど、僕たちのなかにも不格好な青春があった。
青い春は2001年公開の不良映画。不良たちの度胸試しを軸に、中高生のコンプレックスと焦燥感を生々しく描く。ミッシェルガンエレファントの主題歌が最高。
お気持ちだけでも飛び上がって喜びます