20歳の独立日記〜免許合宿編〜1日目
9月4日(火曜日)
免許合宿の1日目が終わった。
前日、仕事がなかなか終わらず、気づけば朝の4時。やっぱり慣れないこと、苦手だなぁと思うことは時間がかかる。
自動車学校には10:45に着けば良い。
だが、遅れると入校は出来ない。かなり時間にシビアだ。
遅れないように、遅れないように…。
1時間の仮眠を3回繰り返し、朝7:00に起床。マジで眠い。
駅まで歩いて1時間、
駅から電車で30分。
そして無事、自動車学校に到着。入校の運びとなった。
着くや否や、身分証の提示、視力検査、同意書へのサインをさせられた。
それが終わると、宿泊する部屋を告げられ、鍵を渡された。
エレベーターで5階へと上がる。
部屋はまずまず。男が6人で2部屋に別れて寝る。荷物があちこちに散らばって、学生寮ってこんな感じなんだろうなと感じた。何となくのイメージね。
荷物を降ろし、一息つく。トイレに行きたくなった。
フー…何とか無事に入校できてよかった。
ガチャッ
…。
ガチャッ
…。
水が流れない。
水が、流れない。
やばいいいいい
終わった。しかも、うんちさんだ。終わった。やばい無理無理無理。
「ワシ、どこに行きまひょ」
僕のうんちさんもお困りだ。
とりあえず電話するか?いやでも、窓口のお姉さんに見られるの嫌だな。処理?処理ってどうやるの。
ほんとにやばかった。ガチャガチャやっても、ウンともスンとも言わない。
とりあえず、降ろしたパンツとズボンを履いて落ち着くことにした。
スッポンを探した。無い。
ネットで調べると、ハンガーで詰まりが取れるらしい。家からハンガー持ってきたけど、うんちさんに使うのは嫌だ。
ああ、やっぱり、言うしかないんだ。
窓口のお姉さんに、きてもらって、うんちさんをさらけ出すしかない。恥ずかしいことじゃない。窓口のお姉さんのお腹にだって、うんちさんはいるのだから。
ジャァァァ〜
トイレから音がする。
喜びの音だ。
天国で天使たちが、自家製のサニーレタスにジョウロで聖水をかける音だ。
「生存者、あり!!」
そう叫びました。助かった。
マジで神さまありがとう。
それから実際に車に乗って、コース内を走った。カーブを曲がるとき、「上手だね」と褒めてくれた。
やっぱり褒められると嬉しい。
4歳の妹が、女の子になったとき彼氏の家までクルマで送ってあげられるイケてるお兄ちゃんになりたい。