20歳の独立日記〜32日目〜
6月11日(月曜日)
中学生の時、バンドをしていた。
hi step cornerというバンドで、ASIAN KUNGFu-GENERATIONのコピーをしていた。中学生ながら、「バンドマンとはこうあるべき」みたいなアイデンティティを持って僕はやっていた。
今思えば履き違えたロックンロールの塊で、夜に思い出すと枕を天井に投げたくなる。
でも、クラスからハブられていた僕にとってバンドをしているということは最後のカードだった。
こいつらにはバカにされてるけど、俺はギター弾けるんだぜ。本気で思っていた。でもこれが無かったら、今の僕は無いと思う。
バンドの練習はリハーサルスタジオで行う。大人の真似をして、ミーティングみたいなのもやったし、スタジオライブみたいなのも参加した。
そこで仲良くなった、リハーサルスタジオの店長とは今では僕のクライアントだ。何があるか分からない。
その時のバンドメンバーの2人、松本と多田と飲みに行った。松本は同期で一番売れている。NVERSTANDとlicalというバンドのドラマーをしている。多田も頑張っていて、the mellowsというバンドでベースを弾いている。
中学生からの知り合いだから、今年で7年の付き合いになる。振り返れば長い。年取ったなぁというか、時間経ったなぁという感じ。
変わったところ、変わってないところ。
それに気づく瞬間が楽しいし、嬉しいと思える。7年前を知っているから、付き合った彼女のこと、恥ずかしい失敗のことはもちろん知ってる。バンドメンバーだったから、初ライブの思い出だって覚えているし、失敗の話だって出来る。
昨日、今日、本当に楽しかった。また明日も明後日も楽しい日は続く。
生きてるだけで丸儲け
心からそう思える。
お気持ちだけでも飛び上がって喜びます