20歳の独立日記〜24日目〜

6月3日(日曜日)

朝からリフォームの準備だった。家の近所に住む祖母の家をリフォームすることになった。理由は高齢化。段差が多いらしい。祖母は脚が悪いから、もし転んだりしたら命にかかわる。しかも祖母は1ヶ月前に、くも膜下出血で倒れた。色んな理由から、リフォームをすることになった。

朝10:00。伯父(母の兄)と一緒に祖母宅に向かった。伯父はクマに似ている。身長が170cmで、体重は110kg。うちの妹は未だに、怖くて近寄れないでいる。そんな伯父は僕にとっても兄のような存在だった。母に言えないことを何でも相談した。学校のこと、母のこと、お父さんのこと。

僕が20歳になったとき、伯父から電話があった。「飲みに行こう」近くの鳥貴族に入った。伯父は、誰よりも僕の成人を待ち望んでいた。こうやって2人きりで酒を飲みたかった。僕の小さかった時の話、母の小さかった時の話、僕の本当の父の話。母が義父と再婚したとき、伯父は僕を引き取ろうことも考えたらしい。義父が僕をいじめないか、母に聞いていたらしい。帰り際に「俺はヒロキの兄でもあり、友達でもあり、父親や」と僕に言った。僕は伯父が大好きだ。

リフォームの準備はほとんど伯父が進めてくれた。自動販売機の設置の仕事をしているから、お手の物という感じでパパッと終わらせてくれた。僕はその間妹とずっと遊んで、待っていた。幼稚園ではダンスをしているらしい。でんでん虫の歌を歌いながら、妹は手を振り腰を振り、楽しく踊った。僕は手拍子でそれを見ていた。この前まで新生児室で、じっとしていたのに。妹も早く20歳にならないかな。その時、伯父の気持ちがわかった気がした。

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交流会で知り合ったWebディレクターの方と、コピーライターの方と3人でコンペに応募することになった。僕の担当は、資料をまとめること。見やすくすること。ディレクターの方に、データを送ると修正が返ってくる。僕はデザイン事務所でバイトはしたことがあったけれど、きちんとディレクションを受けたことはなかった。だから、クライアント以外からの修正依頼がとても新鮮だった。指摘も的確で、勉強になった。

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体調がすこぶる悪い。寝不足のせいか花粉症のせいか、咳が止まらない。風富さん(アマチュア小説家の方で、よくコメントをくださる)が「打席に立つことも大事ですが、休息も大事ですよ」と、心配のコメントをくださった。ゆっくり休もう。休み方分からないので、遊びに連れて行ってください。もしくはご飯でも。お酒は弱いので、あんまり好きじゃないです。明日は師匠と、先輩デザイナーさん達とお食事会です。楽しみ。


●今日のつぶやき
「半年前から同じ女性が夢に出てきます。一体誰なんだろう。」

過去の記事 :

「20歳の独立日記〜23日目〜」

「20歳の独立日記〜22日目〜」

「20歳の独立日記〜21日目〜」


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