20歳の独立日記〜49日目〜

6月28日(木曜日)

午前中に仕事を終わらせて、近くの喫茶店に向かう。写真は散歩の途中に見つけた公園。なぜか写真を撮っていた。

マンションの中にある小さな公園が好きで、なぜか、見てしまう。そこに声が聞こえるような気がする。昔住んでいた家の近くにも、最低限の遊具だけがある公園があった。母とよくボール遊びをした思い出がうっすら残っている。

母は1週間のうち、6日間働いていた。だから遊べるのは日曜日の1日だけだった。お昼まで寝ている母を起こすこともせず、僕は一人、笑っていいともを見ていた。それもうっすら覚えている。

母は夕方になると元気になって、スーパーに買い物に行ったり、僕を連れて公園に行ってくれる。遠いところに行くのは疲れるみたいで、いつも近い小さな公園だった。

公園からの帰りには駄菓子屋さんで、お菓子を買ってくれた。一緒に食べた。帰り道にはいつも歌をうたいながら帰った。母はウルフルズが好きだった。

いつか僕も父になる。いつか子どもとウルフルズを歌う。

神さま僕は、何さまですか。


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