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鈴木秀子『9つの性格』 考察

鈴木秀子:聖心女子大学教授。日本におけるエニアグラム第一人者として全国及び海外でエニアグラムの指導にあたり、リーダーの育成に努めている。

・エニアグラムとは?

ギリシャ語で『9つの点を持った図』という意味を表す。
人間には9つの性格タイプがあり、全ての人はそのうちの一つを持って生まれてくる、というのがエニアグラムの公理となっている。
米国スタンフォード大学の心理学者を中心に人間学の調査、研究が進められ、科学的にもその価値が認められた。

・人間は9つの性格で分類される?

鈴木氏によると、人間の性格は9つの種類に分けることができ、その比率は世界的に見ると均等であるのだという。にわかには信じがたい話だが、エニアグラムに基づく性格診断では、導き出された性格の内容と自身の性格はかなり類似していた。

・自分の性格を知る

そんなこと分かってどうするんだと思う方もいると思う。しかし、自分の性格の強みや弱みを客観的に理解することは簡単なことではない。この本ではエニアグラムで導き出された自身の性格の全容を知ることで、今後を生きていく上で衝動性やトラウマ、苦手意識に対して適切に対処することができるようになる。

・人は1人では生きていけない

他の性格の強みを知ることで、対人関係において相手の意見や意志を尊重したり、自己肯定感を高めることが出来ることから、自身の存在価値もまた高められるというメリットもある。特に、上下関係が付きまとう社内ではこうした対人関係における知識を身につけておけば次第に人間関係におけるストレスは軽減されていく。そういった意味でもこの本は1度読んでみるべきであると考える。


ちなみに私はタイプ8の『強さを求め自己を主張する人』でした。

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