オーバーヘッドスポーツによる背中の痛み(野球やっている方の症例考察)
どうも 平本です!
このnoteは最後まで無料で読めます。
※一般の方向けです。
セラピストの方は参考程度にご覧ください🙇
今回の記事は
「オーバーヘッドスポーツ時の背中の痛み」です。
オーバーヘッドスポーツとは腕や肩周りを頭の高さ以上に挙げて行う競技を指します。
代表例として野球 バレーボール テニス 陸上のやり投げなどがあります。
代表として上記にあげた以外にも基本肩をあげる機会が多いものはオーバーヘッドスポーツと言えます。
今回の症例は野球をやっている方のものです。
投球時の利き腕と逆の背中の痛みです。
私が行って症状が軽快した流れを書いていき、それをセルフケアとして解説していきますのでぜひ読んでみてください!
野球少年の親御さんは必見です😆
※今回のものは1症例でnoteの通りにやれば全ての痛みが取れるわけではありません。
参考程度にご覧ください。
1.背中の痛みのメカニズム
オーバーヘッドスポーツの背部痛は利き腕と逆の背中によく起こります。
✔右利きなら左背部
✔左利きなら右背部
に好発しやすいです!!
写真を一枚示します
写真は私の背中を写しています。
右利きの場合の背中の痛みは〇がついている部分に好発します。
メカニズムとしては骨盤の動きが関わっています!
例えば右利きの場合
写真を一枚示します。
写真は右利きの投手のピッチングフォームです。
投球動作には不可欠な動作がざっくり3つほどあります。
(細かく見ると3つ以上ありますが、割愛します)
その3つは
✔利き腕の外旋運動(外へ捻れるような動き)
✔背骨の回旋運動(背中をひねる動き)
✔骨盤(股関節)の回旋運動
簡単にこの3つが投球動作には重要です!
この3つのどこかに不具合が起こると背中の痛みが出ます。
今回の患者さんで不具合が見られたのは股関節でした。
解説していきますね。
投球動作の際に骨盤の動きが重要と話しました。
右利きの場合は
右の股関節を外に捻り(外旋)
左の股関節を内に捻ります。(内旋)
※矢印は体重移動のイメージです
この時は体重は右足に乗っています。
投球動作により体重が左足にのると股関節が反対に回ります。
こちらの画像はボールを投げ終えた状態の股関節のみを
撮影したものです。
今度は
右の股関節を内に捻り(内旋)
左の股関節を外に捻っています。(外旋)
この上記の運動に不具合が起こり背中に痛みが出ていました。
続いてどのように不具合を判断したのか解説していきますね。
まずは画像をどうぞ
こちらはうつ伏せで膝を曲げてちょっと股関節を内側に捻っている(内旋)になります。
ちなみに右利きのオーバーヘッドスポーツをやられている方は左股関節の内旋の動きが出にくい印象があります。
左利きのオーバーヘッドスポーツをやられている方は右股関節の内旋の動きが出にくいです。
ではなぜ股関節の動きの不具合が背中の痛みに繋がるかを解説していきます!
右利きの場合はボールを投げる際に左股関節が外に捻れます。
左股関節の捻れによって右の腕をより強く振り出すことができます。
なので左股関節の動きは右利きのオーバーヘッドスポーツをやられている方にはとても重要です!!
ですが、動きが出すぎるのも良くないです。
動きが出すぎると使い過ぎにより痛みが出ます。
理由としては左股関節の過度の捻れ(外旋)により
左の背中(肩甲骨の下あたり)の筋肉がたくさん
働いてしまうからです!!
右利きの投手の場合性質上左の股関節をたくさん外に捻らなければなりません。
だから左の股関節を外に捻る動作が優先的に身体に記憶されやすく、違和感を覚えることもあまりありません。
違和感が出るのは背中に痛みが出る頃なのでそれまでは股関節の動きに着目されることも少ないのです。
ここまでの話により
✔右利きの投手の場合、
左の股関節の過度の外旋(外に捻る)により
左の背中の痛みが出やすい
と言うことがわかったと思います。
ここからは私が行ったケアを簡単にまとめていきます。
いろいろ細かく見るところはありますが、
今回は股関節のみに着目して行いました!!
私の考察は
左の股関節の内旋(内に捻る)動きが少ない
↓
左の股関節の過度の外旋(外に捻る)動きが過剰?
↓
左の股関節の過度の外旋により左の背中の筋肉が過剰に働いてるんじゃないか?
↓
左の股関節の外旋を抑えたら良くなるのでは?
↓
逆方向の内旋の動きを出す施術
流れはこんな感じですが、要は
✔左の股関節の内旋の動きをさせて外旋を抑制した
です。
もちろん右の股関節や肩もチェックはしましたがほとんど手技で筋肉を緩めただけなので割愛します。
100%良くなる保証は実際に見ていないのでできませんが、やってみる価値はありますよ!
ではここからは股関節の内旋の動きのセルフエクササイズを解説していきます。
2.セルフケア 施術解説
こちらが股関節の内旋(内に捻る)動きになります。
この運動を反復させて左の股関節の外旋(外に捻る)運動を制限していきました。
この施術後痛みが引きました。
左の股関節の外旋運動を抑制した結果左の背中の筋肉の収縮が弱まり、痛みが引いたのだと思います。
現在も経過は良好です!
今回はこれで以上となります!
見てくれた方でオーバーヘッドスポーツの方はぜひやってみてください!
質問も受け付けてます!
出張施術も受付中です!
ありがとうございました🙇🙇
また症例ありましたら説明していきます。
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