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中国北京渡航紀
2024年9月18日から23日までの6日間、国連の研修で北京に滞在しました。その時の様子を文字起こししてみます!
★渡航準備
2025年現在は日本人はVISA不要だったのですが、2024年当時はVISA取得が必要だったのでお台場の中国VISAセンターに申請の必要がありました。予約制ではなく、旅行・ビジネス・学業・イベント参加等全種類のVISA申請者が集中するので、昼一番に行って2-3時間、100名以上の待ちが出ていました。朝早くに行ったほうがよかった。料金は7750円、いいビジネスだなぁほんと。受け取りまでは約1週間で、受取日はそんなに時間はかからなかったです。
SIMカードと現金は日本で買って&変えて行きました。ほぼほぼオンライン決済の国なので、現金はなくても大丈夫そうでした。あとGoogle系のアプリや主要SNSが使えないので、高徳地図と百度(検索)、支付宝(決済)を事前にいれていきました。YouTubeも見れなかったのでビリビリ(動画アプリ)もあるといいかも。
★空港、そこから市内
羽田からの直行便で3時間50分。映画2本見るにはちょいと短い。入国審査ではパスポート見せたあと日本語のアナウンスを流してくれた。でも空港職員さんたちは基本中国語で英語は聞こえてこなかった。空港からは電車で市街地まで40分ほどでいけるが、地下鉄も含め空港バリの手荷物検査があるのでめんどくさい。北京は地下鉄路線が20くらいあって大体行きたいところには電車で行けそう。漢字で書いてあるから駅名ミスることはないけど、アナウンスではわからないので駅数数えてました。出張だったので実際はタクシーで移動。1時間くらいで150元。3000円以下なので日本よりめちゃ安い。道路5車線とか6車線あるのに凄く渋滞します。アプリ(Didi)で呼べば目的地は言わなくて良くて値段も最初からわかってて安心でした。
★市内、観光
滞在先は電視搭前の公園のほとり。早朝から尋常じゃないくらいの人(とくにおじいおばあ)が公園に出てきて思い思いの運動してるのがめちゃ中国。集団で体操、ダンス、武道をしてる人達がいるかと思えば、川なのに普通に人がたくさん泳いでる。魚もいるくらいにはきれいだけど、びっくりした。道路に目をやるとたくさんのバイクが走っててほぼ2人乗り。子供のせて通学してる人が多かったかな。交通量の割にバスも車もバイクも電動が多いので空気はきれい。どこでも乗り捨てて大丈夫な自転車もアプリで決済可能でとても使いやすかった。初日からめちゃめちゃ散策面白かったので結局毎日1人で待ちに繰り出して人間観察してた。漢字だから絶妙に看板とか広告が読めて面白い。東南アジアといっしょで朝外食する人も多そう。公衆トイレ無料で凄い頻度で見かけるのはありがたい。
スケジュールぎちぎちで遠出は出来なかったが、地下鉄とチャリでメインどころは観光。まずは天安門広場から入って、奥にある故宮とそこを望む景山公園まで行った。ニュースでよく見かけるやつ…って遠目に興奮してたら近づくとめちゃでかくてさすが中国。東西南北の門とか彫刻なんかは日本文化とも親和性あって一緒に回った外国人ズに説明する側に。水と緑と赤ベースの城壁がとってもフォトジェニック。1本通りを外れると古きよきせまーいごちゃっとした住宅街やお店もあって、むしろそっちのほうが好きだけど。景山公園の山の上からは全体が一望できてなおよし!9月はまだ暑かったから10分くらいの登山で汗だくに。夜も戻ってきて貸しきりの観光バス(提灯灯った昔風なエモいバス)に乗った。ライトアップの美しさたまらんかった。別日には王府井大街の屋台通りとたくさんの小舟が浮かぶ北海公園、旧市街中心地の胡同にも行って、全部中国4000年!を感じるローカルさだった。時間があれば郊外のい和園と天壇公園も、地元の友達からおすすめされてました。
★食べ物
脂っこいって行って一緒に研修受けたメンバーは量食べれてなかったけど、もともと中華大好きな僕には関係なしで安い早い上手いの大天国でした。スープ系の味は日本より薄いものの、点心系や煮込み系はがっつり味濃くておいしかった!やさいもバランスよくとれるのがアジア料理のいいところ!中国の人って朝飯がっつり、昼まぁまぁ、夜軽めなのかな?自分にはあってました!
★研修内容
せっかくなのでまじめ部分もちょいシェア。若手国連職員対象の研修で、主にアジア圏が赴任地の人で集まった。初日は自分の性格とか特徴把握しようみたいなワイワイ系で始まり、2日目からグループワーク、ロールプレイメインで職場で起こりそうなトラブルのケーススタディ。中盤からはより実際の業務に近づけて開発の現場でステークホルダーと交渉する際のテクニックや非言語コミュニケーションでの情報収集方法のレクチャー。最後は自己表現力高めるためにスピーチ特訓といった具合。楽しかったのは現地の小学校訪問して交流したこと。「国連の仕事を言葉の通じにくい、理解が浅い人にもわかりやすく伝える訓練」であったものの、凄く興味もって聞いてくれて、遊んでくれて、難しかったけど楽しかった。他の人より得意だった。その一方自分のトラウマ、負の部分、分岐点を伝えるセッションは他のみんなのストーリーテリングが上手すぎて、ちょっとクソみたいな発表になってしまった。まあまとめるとこういう国際的なメンバー集まる場は好きで、いい関係が築けて、自信もつかんで、課題もわかってよい時間だった!中国の印象が大幅に良化する初渡航でした。研修についてくれてて観光とか連れてってくれた大学生ボランティア、北京情報たくさん教えてくれた友人に感謝!