ピグマリオン(2022年8月7日)
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期待されるから。愛されるから、頑張れる。ソフトバンク・武田翔太投手(29)が6回0/3を投げ1失点で今季初勝利。お立ち台の上で、ようやく心から笑った。
「うれしいです。それ以上に疲れました」
被安打は3本。失点は四回1死二塁から島内に右前適時打を浴びた1点のみだ。七回無死一塁で「右手の指がつった」と109球で降板。2月には背中を痛め、4月にはコロナに感染。待望の初先発だった。6勝の大関が左精巣がんの疑いで手術、8勝の千賀が新型コロナ陽性で離脱など、厳しい状況に「チームが勝てる投球がしたい」。結果は満点回答だ。
信じてくれる人がいる。親交が深い男性6人組ロックバンド「UVERworld」は2017年から5年連続で12月31日、福岡マリンメッセでライブを開催。20年末は「コロナになると、今やっていることがゼロになる」と諦めたが、世界が少し落ち着いた昨年末は参戦。ボーカルのTAKUYA∞との再会も2年ぶりだった。左肩に手を置かれ、真っすぐ瞳を見て、こう言われた。
「翔太、俺は信じているからな」
たった一言。胸が熱くなった。5歳上の姉の影響で好きになったUVERworld。デビュー当時から追いかけてきた憧れの6人だ。16年を最後に2桁勝利から遠ざかるが、今季から4年契約を結んだ。「コツコツやってきたのを(球団が)見てくれていたのかな」。まだ武田翔太は終わっていないと、信じる人がこんなにもいる。だから、つかめた1勝だ。
「期待に応えられるように投げていきたいです」
自分の人生は、自分のためのもの。これが武田翔太の全てだ。(竹村岳)
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今季初先発のソフトバンク・武田翔太投手(29)が6回0/3を投げ1失点で今季初勝利。武田と親交の深い滋賀県出身の男性6人組ロックバンド「UVERworld」のボーカル、TAKUYA∞(42)もコメントを寄せた。
「年末に話した『俺は信じている』の言葉に応えてくれるような、SOULのこもった素晴らしいピッチング。お疲れさま、ありがとう翔太」
武田が2年目だった2013年に知人の紹介で初対面し、交流が始まった。UVERworldのデビュー当時から大ファンだった武田。TAKUYA∞を球場に招待したり、自宅の廊下でキャッチボールをしたこともある。同バンドの楽曲を登場曲として使用するようになったのは14年から。この日は「愛笑む」「青山テルマ」とフィーチャリングしたUVERworldの楽曲「SOUL」を登場曲に用い、好投を見せた。
TAKUYA∞は友人と展覧会にいこうと準備していたところだったといい、武田の白星を喜んだ。初勝利という何よりの吉報。電話越しのTAKUYA∞の声も、興奮していた。
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家宝やと思ってるスリーショット
これを撮ってもらったときから
必ず最高の形で
この写真を世に出してみせると決めていた。
そこにTAKUYA∞さんが言った
「俺は信じているからな」というお話をくっ付けて
翔太さんが勝った時に書きたいと決めていた。
俺なりの有言実行、証明完了。
昨日も言ったけど
間違いなく俺史上一番の1本にすることができた。
「信じているからな」って
本当にピグマリオンやんな。
こんだけ魂こもったピッチングも原稿も
絶対俺の先輩、友達、後輩にも
一発くらわせられたと思う。
(刺激与えられた的なことです)
TAKUYA∞さんと翔太さんの関係は
TAKUYA∞さんと出会う前から知ってたし
Crewがどこまでいけるのか、
また見せることができて本当にうれしい。
TAKUYA∞さんもすごく喜んでくれた。
あのスリーショットを撮ってもらったとき
「走ってきてよかったぁ」って
泣きそうになりながら何十回も言ってたけど
本当に走ってきてよかった。
そして走ることによる自分なりの証明が
またできたんじゃないかと思う。
これCrewが書いたんだぜ、
やべーだろ。
もうちょい休んだら余韻ランいく。
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