確定診断までの道part3
確定診断までの道のりをpart1〜3にまとめて投稿しています。今回がpart3ということで最終章です。
part2では僕が自分で調べてみつけた医療機関を受診したお話をさせていただきました。
この医療機関は血液疾患(リンパ腫など)については強いとのことですが、胎児性がんや原発不明がんに対しての治療ができないとのことでした。
生検手術の結果がなどがそろい、結果は「精巣や肺腺由来と思われる未分化がん」いわゆる「胎児性がん(胚細胞腫瘍)でした。主治医の先生もIC中に未熟な細胞が…胎児が…とよく分からないことをおっしゃていたので、僕の方から「簡単に言うとどんながんなんですか?」と尋ねてみたところ「説明が難しいのでご自身でネットをみて調べた方がいいかも…」とのことでした。
いざ、ネットで調べてもそこまで多くの情報がないがんであることが分かりました。
唯一、わかったことは「がんノート」を運営されている岸田徹さんが罹患されたがんであるとの事
岸田さんの著書はがんの疑いの段階の時にすでに手にとっていたので知っていましたが、まさか自分が胎児性がん?悪性リンパ腫じゃないの?と言う戸惑いは最後まで消えませんでした。
最後にPET検査をしても原発巣は判明せず、大学病院でしか治療の継続は不可能との話になり、ようやく大学病院を受診することができました。
ここまでくるのに約1ヶ月、受診した病院は3か所目でした。
大学病院では最終的な確定診断を行い「胎児性がん(ステージⅣ」)との告知を正式に受け、予後は5〜10年で5〜6割が生存できるとの話でした。
治療を優先するため、精子保存は2クール目に検討予定ですが、抗がん剤治療により、どこまで精子がダメージをくらうかは分からないとのことでした。しかし、治療前にしっかりICを受けた上で判断したことなので仕方がないことですが、もし、入院前に仕事に行かなければいろいろ事前に対応できたかもしれませんね…
これから本格的な治療がはじまりますが、しっかり考えて、情報収集をした上で治療方針を決めていくスタンスは変わりありません。
確定診断のお話はここまで…
がんの治療が落ち着いたら、がんノートに出演してみたいなと思う今日この頃。
次回はバセドウ病の話か胎児性がんの話をブログにしたいと思いますのでよろしくお願いします。