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不幸のときは一を十にも思う

いつもあるものこそ
当たり前にならずに感謝する。

2~3ヶ月に1回くらい
出張で数日家をあける。

ホテルに泊まるんだけど、
いつもは小さな息子がいたり嫁がいたりと
ケンカをしてしまうこともある。

でも、いざ1人きりになると

「○○いないと静かだな…」
「○○何してるかな…」
「〇〇にも食べさせたいな…」

思うのは家族のことばかり。

家族ほど
毎日顔を合わせる人達はいまない。

そこには、楽しさも、悲しさも
イライラもたくさん生まれる。

なので、気分転換も必要。

それでもいつもの風景が
当たり前でなく

普通こそが
「幸せ」なんだと
感じることが大切。

一人、いなくなると
大切さに気がつく。

うるさいと思っていた笑い声が
実は明るさを運んでくれていた。

何気ない会話が
実は幸せを運んでくれていた。

改めて気がつくことができる。

出張から帰ると
「おかえり!」
家族の声がなぜかいつもより
楽しそうに感じたのは内緒。

今を生きるからこそ、
感じ取れることでもある。

-柳岡亮


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