ACL2021
どうもPIKAです。
ACL2021を終えてウズベキスタンからフィリピンに帰ってきています。
自分のプロサッカーキャリア史上間違いなく一番レベルの高い大会でした。
自分を美化する訳ではないですが、プロサッカーキャリアの中でこの大会に出場できる選手はほんの一握りだと思います。
それだけ大会の規模の大きさと歴史がある大会です。
出場するチームもTOP of TOPでそんな中自分が所属するUCFCフィリピンリーグ王者も堂々出場してきました。
結果は1勝1分4負です。Jリーグ王者川崎フロンターレに0−8、韓国の大邱FCに0−7負けと忘れられない大会になりました。
今後多分自分のサッカー人生の中でこんなに面白いようにそして簡単にゴールネットを何度も揺らされる事はないと思います。
本当に楽しみにしていた大会だっただけにこの結果はなかなか受け止めづらいし本当に悔しいですが、この結果を受け止めて前に進むしかないと今は自分にそう言い聞かしてなんとか頑張っています。
この大会の為に自分なりに心身共に準備してきたつもりでしたが自分の思うような輝かしい結果は出せず終えてしまいました。
ただ、感じた事学んだ事はとても多くこれからnoteに書き留めていきたいと思います。
ここで全てを書いてしまうと余裕で一万文字を超えるので今回は簡単な結果報告と自分の気持ちだけを書き留めようと思います。
ちなみに川崎フロンターレについては一個必ずnote近々提出しますので楽しみにしていて下さい。
内容に戻ります。
今大会を通して最も学んだ事は、やはり結果を出す事の難しさです。
振り返ってみれば何一つ後悔ない準備をしてきたつもりです。大会前からACLと言う大会の大きさと、これからの自分のサッカー人生に置いて確実に重要になってくる大会だろうとちゃんと理解して、フィリピンのコロナ渦の中ロックダウン中でも自分なりに考えたトレーニング、食トレをしてきました。
それでも結果は出せなかったしまだまだ努力が足りなかったし結果後悔する終わり方をしてしまいました。
自信はあったし個人のレベルとして相手に劣っていたとも思いませんでした。でもノーゴール、ノーアシスト。
どんな大会でも出場すればゴールかアシストはしてきました。蓋を開けてみれば自分はただチームの為にハードワークしていただけでチームを勝たせられるプレーができたかと言われれば絶対にそうは言えません。
これだけボロボロだと自分は何の為にこれまでACLの為に頑張って来たのかと自分を卑下してしまうくらいネガティブな自分が出てきます。
ただ、なぜ結果を出せなかったかその答えはかなり明白に自分の中では出ました。
それは、雑さです。
今大会を通して全ての答えが出たような気がしてこれが唯一のポジティブな面で今後の自分のサッカー人生に置いて一生の課題だと考えます。
アジアのTOP of TOPのチームと実際試合をしないと分からなかった事で、テレビで見ているだけでは間違いなく感じれなかった事です。
この雑さと言うのは、一つ一つの動きだったり、ボールの置き所、細かい所の意識と突き詰め方の問題に自分にはまだまだ雑さがあり、それが高いレベルの相手との試合中に自分で感じてしまうくらいはっきり出てしまいました。
高いレベルに行けば行くほど、雑で無駄な動きがあれば通用しなくなるし、個人としてもチームとしても戦術に置いてはっきりしない所があればしっかりそこを突かれるし通用しなくなりました。
分かってはいたけれど、結局どれだけ細かい所に目を向けてどれだけ突き詰めて練習できるかで大きな違いが試合中に生まれます。
アジアのTOP of TOPの選手達の動きはとても鮮やかで綺麗でした。
止める蹴る、止まる動く、裏に抜けるカバーする、仕掛ける戻る、喋る直す、他にも沢山すごくシンプルな事でどれをとっても、個人としてチームとしても細かな所を良くしようと突き詰めてやっているんだなと感じました。
30歳ベテランになってもまだまだ荒削りで、自分を理解できてなくて、もっと色んな事を研ぎ澄ましてやらないと一生この差は埋まらないと思います。
ただ、もっと研ぎ澄ましてストイックに細かい部分に目を向けて自分と向き合いながら練習すればもっと凄い選手になれるし大舞台でも結果を出せる選手に成長できるんではないかと思います。
結局まだまだ甘えがあったんですね。
ACLを通して多くの事を学びました。
結果は出ませんでしたが次結果を出す為に必要な事が見つかりました。
TOPを知れて自分の立ち位置が自分なりに知れたのは今後のサッカー人生に置いてとても重要な事で確実に今後に活かしていきたいと思います。
最後にこの大会を通して多くの方々に嶺岸光と言うサッカー選手を知って頂く事が出来ました。
そして多くの方々に応援して頂きました。
大会を通して出来た繋がり全てが自分の財産になります。
本当にこの大会に出場できて良かったと思うのと共に、コロナで世界的に厳しい中、各国のリーグが中止、延期になっている中で、ACL2021が無事開催されてグループリーグ素晴らしいチーム達と戦えた事を本当に感謝しています。
これからもどうぞ応援よろしくお願いします。