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今日の贈与 食人種さんの小説『●●オンナ』を、食人種さん代わりに掲載

●●オンナ 



数年ぶりに珍しい相手から連絡が来た。彼女の事を他人に説明するなら,友達と呼ぶにはそこまで関係性は無いし,親しく無いわけでも無い。だから,彼女の事を説明する時は、いつも頭を悩ます。本当の所は他人と説明したいけれど,私はそこまで強く無いニンゲンだから、友達と答えるようにしている。そんな彼女からのLINEは久しぶりに会おうだった。別に対して会いたい理由も無かったが、会いたく無い決定的な理由を作る事が出来なかったので仕方なく受け入れることにした。彼女の家に向かう途中の電車で,どうせマルチか彼氏と別れたとかその程度の話を永遠に聞かさせるだけろうとなと思いながら彼女の家に着く。久しぶりに彼女を見ると相変わらずだった化粧はしてなく芋のままだ。ここまで風化してない芋があるのかと内心ホットする自分がいた。大した話もなく時間だけが過ぎていったので、このまま何も無くただ自分に友達として機能として呼ばれたのかと安堵していた。ちょうどお酒が進んできた頃,彼女が重い口を開く、実は4年付き合っていた彼氏と別れて、、、はーくだらないやっぱりその為に呼んだのかとは言えず。うんうんと適度に相槌を打ち1日をやり過ごした。こう言う所で本音でも言えたら、都合の良い存在としてでは無く友達として呼ばれたのだろうと帰りの電車で思う。自分の人生を振り返って見れば,そう言った事を良く押し付けられていた。部活動のリーダーだったり,国試のまとめ役だったそう言った面倒事は全て押し付けられて来た。そこには機能としての自分でいつも見られて来た。それが悪いとは思わないし,むしろ必要とされている自負があったがそれと同時にどこか虚しさを感じていた。そんな風に思い耽っていると乗っている電車がいきなり急ブレーキをして止まった。それと同時に頭を窓のガラスにぶつけて鈍器で殴られたような痛みが私を襲った。しばらくするとアナウンスが流れ、シカが出た為、急ブレーキを押しました。あと5分ほどで出発致しますので申し訳ありません等の謝罪が電車内に響き渡る。その数秒後に車掌が謝罪の挨拶しに来た。車掌が自分の目の前を通った瞬間私は,車掌の肩を掴んで,遅延なんてくだらねー。お前には電車を時間通りに送り届ける事がテメーの機能だろうか,それが果たせないとかどうなんだ?と激しく捲し立てた。私は内心言ってやったぞ。ザマーミロ,所詮人間なんて機能でしか無いんだ。機能しか見られてない,だからそれを示したまで、私だって,本当は友達として必要とされたっかった。だけど世間はそんな風に出来ていないだから,ちょっとぐらい鬱憤を晴らしただけだ。その後、私は笑顔で鼻歌を歌いながら最寄りの駅まで過ごした。次の日,会社に行くといきなり上司から呼び出される。これ,君だよね?そこに写っているのは,車掌に対して激しく激情している自分だ。これネットで拡散されちゃってね。会社も特定されてるんだ。だから、、、上司の辞めてほしいと言葉を言われるよも早く分かりました辞めさせていただきますと伝えた。そして私は会社を後にした。その後は、ホームセンターで縄を買って何故か分からないけど,小学校の頃友達と良く遊んでいた公園に行った。自分が友達として存在する事が出来ていた唯一の時代だ。そう思いながら,おままごとをやった木の下で首に縄かけた。

最後に

タイトルの「●●」の伏せ字を知りたい人は、買ってください。

(売れたら、千円はかとうと食人種さんの折半になります。)

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