妊娠後期に入ったので働きながらのマタニティ生活を振り返る。
今年妊娠し、先日後期に入りました。1ヶ月後には産休に入るので、忘れないうちに仕事をしながらのマタニティ生活を振り返ろうと思います。
妊活〜妊娠発覚まで
私の年齢的に(当時34歳)そろそろかな?ということで、去年の11月頃から、タイミングをアプリを見て合わせるくらいのゆるい妊活を始めていました。周りの仕事仲間は不妊治療をしている人もいるし先輩から怖い話も色々聞いていたので、「もしかしたら妊娠は難しいかもな」という気持ちも多少ありましたが、それはそれで仕方ないかなとも思っていました。絶対子供がほしい!というわけでもなかったのですよね。
でも、妊活を始めると、生理の前には「もしかしたら来ないかも?」とソワソワしたり、ちょっと気が浮つきましたね。不妊治療をしている方はもっと大変なんだろうな。
年始は初詣で初めて子授かりのお願いもしたのですよ。参拝した神社は東京の日枝神社。仕事でもかなりご利益があった相性の良い神社だと自覚しているので、できるだけ大事なお参りは日枝神社でしたくて。子授かりについてもご利益があったので、戌の日の安産祈願も、お宮参りも、七五三も、日枝神社にお世話になるつもりです。笑 日吉神社様様です。
話を戻しますが、そんなこんなで今年2月。
なんだか1月末から体調が悪かったのですよね…。花粉症のような症状が見られて、「今年早くない?もしや妊娠?笑」なんて思っていました。
なんとなく予感がしていつもよりも気持ちがソワソワしたので、フライングして妊娠検査薬を使ってみたら…
まさかのうっすら線が!!
そこから3日おきくらいにチェックして、段々濃くなる線を見て、「これは妊娠したな」と思い、産婦人科の予約を取りました。
旦那は海外研修で3月まで不在という中での出来事だったので、旦那と喜びを分かち合うことはできずでしたねー。LINEで報告しましたが、記憶にないくらい普通の反応でした。笑
急激に迫られる変化に戸惑い不安だった妊娠超初期(0〜3週)
今まで、自分一番・好きなだけ仕事に時間を割くし、飲み会にもフットワーク軽く参加するお酒好きキャラを通して生活をしてきた私。
いつ子供ができても大丈夫なように労働環境などは選択してきていましたが、あまり子供に囚われすぎず具体的なことは子できてから考えよー(できなくてもそれはそれで良いかな)と楽観的に考えていました。
が、ついに子供ができた!
急にライフスタイルや生活・仕事への向き合い方を変える必要性に迫られました。
何より芽生えたのが、自分の身体に対する責任感。もう私1人の身体じゃない。そこから派生して、年相応の仕事に対する責任感も芽生えました。周りに振り回されていては自分の子供が守れない、しっかりしなければ、という気持ちから、仕事や上司・同僚との関係性を自分でマネージする意識が強く芽生えたのですよね。
これは、私を大人にしたし、急速に人としても仕事面でも成長させてくれました。ノリで適当に生きてきた側面もあるのですが、もうそれは卒業しないと、と思いましたね。無理ができない状況でいかにアウトプットを出すか…。
同時に、流産しやすい時期だとも調べてわかったので、毎日が不安でした。子供が元気なのかな…?と気掛かりでしたね。
初めての健診では心拍数がまだ聞こえなくて、医者も「おめでとう!」と言ってくれなかった気がします(うろ覚え)。この時期の健診が一番ドキドキしていました。次の健診までがとても長く感じていました…。
そしてこの頃から、優しくなった気がします。そして穏やかになり落ち着いた。母になるのだという無意識の自覚からでしょうか。
妊娠初期(1-4ヶ月)、始まったつわりと仕事への良い影響・悪い影響
2回目の健診で初めて聞いた我が子の心拍。
自然と涙がこぼれました。そしてなんだか優しい気持ちが芽生えてきました。私にも母性はあったのだな、と思いますね。
生命の神秘を感じながら、過ごしていましたが、まだあまり妊娠した実感はなかったですね。
そして、妊娠してからやっぱり体調が良くない日々が続いていました。
頭がいたい・ぼーっとする・集中力が続かない・なんだか疲れる・眠い…などなど。風邪のような症状がずっと続いていました。
その不調と赤ちゃんが流産するかもしれないという不安、まだ人に報告するタイミングには早すぎる、、ということから、なんだか気持ちがクローズになっていて、周囲とのコミュニケーションをとりたくなかったですね。
心の支えは、ninaruアプリでチェックする赤ちゃんの成長だけでした(旦那もこの時期いなかったので)
そして始まったつわり!
これが、追い打ちをかけて自分をクローズにしていきました。
嘔吐はなかったのですが、
・毎日胃がムカムカする
・食べ物を見ると気持ちが悪くなる(どのTV番組は大体グルメ要素があることにこの時初めて気がつきました)
・毎日食べたいものが変わる
などがあり、つわりの時期に2-3キロ痩せました。汗
各案件の上司にも流石に相談しまして、部下をつけて作業サポートしてもらったり、同僚にお願いする仕事を増やしたり、体制も整えましたね。
メンバーに助けてもらったと思っています。
苦しかったのは、部員や案件メンバー全員に妊娠をオープンにできないこと。
「なんでこの人には、仕事が行かないのだろう?」
「なんで最近飲み会や組織のレクレーションに来ないのだろう?」(うちの会社は飲みニケーションかなり大切なJTCです笑)
という気持ちを抱いた人は少なからずいたはず。(「最近どうしたんですか!」と、よく飲みに付き合っていた後輩には言われました)自分の中では割り切っていましたが、言えない・言ったとしてもどうしても他人事で心からはわかってもらえない苦しさは本当にありましたね。
もう一つ苦しかったのは、身体に負担をかけないために気持ち的にはもっとやりたいけど仕事にセーブをかけなければならないこと。
同時に良い影響もあり、限られた時間の中でポイントをついた仕事をすることが意識できるようにもなりました。
ただ、思いっきり仕事をすることでなんとか自分のバリューを出して周囲に認められるというやり方をしていたので、本当に妊娠を機に仕事への向き合い方ややり方を改革せねばと思いました。
良い仕事には思い入れは大切でただ本当に必要な最低限のことだけやる作業屋さんになってしまってはいけないので、、最適解はまだ模索中です。。
本当にやる意義がある(社会的にも社内的にも。そして自分的にもモチベ保てる)案件を、数を絞って全力投球する形にしていかいないと、私のようにワンオペになりそうな女性は、子育てしながら仕事でバリューを出すことは難しいなと思っていますね。本当に戦略思考が必要だ…。
妊娠した経験がないと、この妊婦の不安・苦しみ・ジレンマ・悩みはわからないなと改めて思いました。自分もこれまで全く妊婦に寄り添うことができなかった。なんなら「あーこの人はもうなんだかんだ言って仕事をする気はないのだろうな」くらいに思ってしまっていました。
もちろんそうゆう人もいるのだろうけど、働いてキャリアを築いていきたい子持ち女性もいると思うので、その人の気持ちに寄り添えるようになりたいですね。
子供ができたことによる良い影響は他にもありました。
考えなければならないことも増えましたが、なんだか仕事が楽しくなったし前向きに向き合えるようになった。
実は妊娠前の年末、仕事が原因で初めて不眠症になりました。新規案件が一度に増えて…仕事もポイントをついてできていなかったので、周りを気にしながらビクビクしながらいつも「これで良いのかな?」と思いながら自信なく無理して遂行していたのですよね。そしてあれもこれもできない自分を自分で追い詰めて。。
でも妊娠したら、無理しない勇気・割り切る勇気・捨てる勇気&粘り強く逃げずに向き合う忍耐力が、前よりもついた気がする。
そのためか、仕事と主体的に・前向きに、向き合えるようになった気がするんですよね。そしたら、仕事が楽しくなった!
元同じ部署の女性の先輩が「子供ができてから仕事が楽しくなった」と会社のHPの記事に書いてるのも見つけて、私だけじゃないんだ〜とも思いました。
妊娠って、大変なこともあるし絶対今まで通りにはいかないけど、良い影響もたくさんあると思います。そこを大事にしてキャリアをこれからもアップデートしていきたい、と思っています。
そして、12週(流産の確率がかなり下がる週)を超えた頃には、やっと4ヶ月だ、と心から嬉しかったし安心した。毎日ただ目の前の1日1日を不安を抱えながら生活することだけで一杯一杯だったので、本当に自分よくやったよ、と心から思えた。
妊娠してから、感情を取り戻した感覚はありますね。生きてるーって感じ笑。この感覚も大切にしていきたいなと改めて思いました。
やっと辿り着いた妊娠中期(安定期・5〜7ヶ月)
GWあたりにやっと安定期に入り、体調も気持ち面も徐々に回復してきました。
「あ、妊娠前の私の調子ってこんな感じだったな!」と思い出すくらいには、バイタリティも回復してきていたと思います。
旦那と上高地に二泊三日の旅行にもいきました★
※旦那は、妊娠初期は海外研修やら帰国後もその皺寄せの超激務な仕事(毎日朝帰り)やら、、と、正直全くサポートしてくれなかったのですが、6月に入って仕事が落ち着いてからはできるだけサポートしてくれました。一回安産祈願に行く前に大喧嘩(私が溜まっていたものだ大爆発)したのですが、それを機に気遣うようになってくれました。笑 お腹の赤ちゃんのこともいつも気にかけてくれて、仲が良くなったと思います。
つわりの反動で、美味しいものを食べたい欲が溜まりに溜まっていて、外食にもまた行くようになりました。
安定期に入ったこともあり、部員や案件メンバーにも妊娠をオープンにできるようになったことも、自分の調子を上げてくれましたね。
でも、内にこもってクローズになっていたせいか、人とコミュニケーションをとることが億劫になっている。。たまに飲み会にも行くようになりましたが、ノリについていけない焦。昔には戻れないけど、場の雰囲気を盛り上げられるようにチューンナップしなければですね。とにかく明るく笑ってみようかな笑。
仕事も、産休に入るまでのあと4ヶ月でどこまで成長できるか・経験値を高められるかを意識するようになりました。(前は目の前の提案を乗り越えるだけで一杯一杯でしたが…それはそれで粘り強さ・考え抜くやり抜く力が身についたけど)
安定期に入ってからは毎日結構あっという間!
ここに書き残しておくことも、あまり思い浮かばず。
そして妊娠後期(8ヶ月〜)へ・・・
7月後半、ついに、後期に辿り着きました。
超初期の頃は後期までの道のりが長すぎる〜と思っていましたが、生活、仕事のスタイル、全てのちょっとした見直しを繰り返しながら試行錯誤しながら辿り着いた後期。
もう気持ちも安定してきていて、仕事にマタニティライフにと、楽しめている気がします。(妊娠糖尿病にかかりそうになっていますが;糖質制限しないと;)
産休まであと1ヶ月ですが、仕事ではできることをやり切って産休に入りたいと思っています。ラストスパート感がありますが、そうではなくこれは助
走なんですよね。子供と一緒に歩む長期戦に向けた助走。
そう考えて、引き続き、着々と、戦略的に、ライフスタイル・ワークスタイルのちょっとした見直しを進められたらと思っています!
以上、ドラマティックなこともなく粛々と過ごした、働きながらのマタニティライフのリアルな記録でした。