今だからできる長編漫画レビューVol.1:漫画"ちはやふる"を、子育てに役立てる。
コロナの影響で外出自粛中の今、有り余っている時間を何に充てようか考えた末、気になっていたけど長くて手を付けられなかった以下の長編漫画を一気読みしています。
・キングダム(アニメで大いにハマって、漫画全巻新品購入)
・ちはやふる(漫画でハマって、映画も3シリーズすべて見る)
・暁のヨナ(漫画でハマって、LINE漫画に課金しまくる)
・学園アリス(10巻までで離脱…。復帰しようか悩み中)
これから、1つずつ感想を書いていきたいなと思います。
まず第1回目の今回は、青春競技かるた漫画の金字塔とまで言われる
"ちはやふる"について、すでに青春10年以上前に経験済みなジャスサーめいこなりの視点でレビューさせて頂きます。
(現時点で最新刊の43巻まで一気読みした上でのレビューです)
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この漫画、実は、丁度登場人物たちと同年代の成人前の子供(小~高校生の子供)がいる親が読むと、子供の教育という観点でとても参考になるのでは?!と思いました。
いや、もちろん、世の中で評価されている通り
・中高生が自分の成長と重ね合わせながら胸熱になり涙しながら読む
・既に青春を過ぎつつある大学生が青臭さを懐かしみ仲間や家族の大切さをかみしめながら読む
・社会人の大人が自分の青春を懐古しプレイバックしながら読む
・「真島太一かっこいー、ほんと彼氏にしたい。ごちそうさまです。」と推しメン登場シーンで乾いた心を潤しながら読む(←私的感情。笑)
という楽しみ方も十分にできる漫画だと思いますが、
私の心に一番最後まで残った読後感は"これから生む(はず)の子供の教育の参考書にしよう"でした。(私が丁度既婚30代前半で子供を意識するタイミングだからというのも大いに関係あると思いますが)
なぜそう思ったかというと、主な理由は下記3つ。
理由①:この漫画に登場してくる子たちみんな、タイプは違えど精神的に自立した人間力の高い優秀な子ばかりだから
理由②:そんな子供たちの周囲の環境や人間関係を丁寧にリアルに描いているから
理由③:子供が生きる上で支えになりそうな力のある言葉がたくさん詰まっているから
これらの理由から、
この漫画に描かれている状態を"理想"として都度子育ての参考とすれば、育て間違える確率下がるんじゃないの?!と思ったわけです。
この漫画に描かれている"環境"に近づけてあげれば、少なくとも子育て失敗は免れるんじゃないの?!と。
(子育てそんな甘くないよと言われるかもですがね。。)
先に述べた3つの理由について、もう少し詳細をこれから説明させて頂きます。
理由①:この漫画に登場してくる子たちみんな、タイプは違えど精神的に自立した人間力の高い優秀な子ばかりだから
主な登場人物のみ紹介しますが…
ヒロイン綾瀬千早:あんぽんたんだけど明るく美人でかるたの才能があり、その才能を最大限生かして人生を切り開いている。
→一点突破型
ヒーローA真島太一:イケメン・頭脳明晰・スポーツ万能・金持ち・リーダーシップありと超恵まれている。が、運がなく欲しいものは手に入らないタイプ。超負ず嫌いで才能のないかるたに逃げずに立ち向かい奮闘するも成績はいつも一歩及ばず。
→完璧主義者
ヒーローB綿谷新:かるた以外スポーツは何もできないが、かるただけは天才的。学力はそれなりで優しく人徳があるので、かるたという唯一にして最大最高の武器で人生順風満帆に歩む。
→バランス型
・・・と、タイプが全然違う。
でも、それぞれが各々のやり方で成長して人生成功しそうな、そんな雰囲気纏っているんですよね。
他にも、西田くん・机くん・かなちゃん・須藤さん・ひょろくん・詩暢ちゃんなどなど、魅力的で個性的で将来有望な少年少女がたくさん出てきます。
子供には、ぜひこんなちはやふるに登場するキャラクターみたいになってほしい!!
と、きっと親なら思うはず!!!
理由②:そんな子供たちの周囲の環境や人間関係を丁寧にリアルに描いているから
ちはやふるに登場するキャラクターみたいに魅力的に育ってほしい!!
そう願ったとしても、じゃあ親としてどうしたらいいの?!
その答えがこの漫画には・・・あります!!笑
というのも、登場人物の周囲の人たちとの関係性(例えば、家族や友達、先生などとの関係性)を丁寧に描いてくれているんですよ、この漫画。
だから、この漫画に描かれているような人間関係を築ける環境を、親は整えてあげれば良い、それを守ってあげれば良い、そうすれば、登場人物たちのような立派な子供に育つ確率が高まる…(多分)!!!と、思います。
環境を整えるに足る情報が、ちはやふるの漫画にはあると思っています。
そう思えるくらい、あらゆる描写が丁寧。
理由③:子供が生きる上で支えになりそうな力のある言葉がたくさん詰まっているから
この漫画、名言だらけですよ。
随所随所で各キャラが良いこと言ってくれているのですが、
特に、千早や太一の所属するかるた白波会の先生である原田先生は名言製造マシーンだと思っています。笑
年を重ねているだけあって、言葉に納得性と重みがある。
しかも、元医者というエリートっぷりな。裏付けがあって信頼できます、先生。
あとは、太一も名言多いと思います。
彼はすっごく考える(そして背負い込む)、身体よりも頭が先に動く子なので心情描写が多く、心に響く言葉をたくさん生み出しています。思春期の子供の複雑な心情を少しでも理解するのにも役だちそうです。
この漫画に溢れる力のある言葉たちを子供にかけてあげるよう意識すれば、人生を生き抜ける強い良い子に育つのではないでしょうか。
なにせ、人をつくるのは思考=言葉ですからね。うん。
以上、めいこなりの視点でのちはやふるレビューでした!
いかがでしたでしょうか…?ご意見・ご感想あればコメントお待ちしております…!
次回は、暁のヨナについて語りますかね。