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2020年1月時点での関心事

2020年ももう10日以上経過しました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年の私の発信内容は、ちょっと社会的な内容になるかもしれませんw

昨年秋頃から急に社会学や経済学などに目覚め、今に至るまでちまちまといろんな書籍や動画を見てきました。

キーワードを挙げると以下のような感じ。
どれも繋がってるんですけどねー。

働き方、現代貨幣理論、デフレ、資本主義システムのこれから、反グローバリズム等

それらを元に自分のフィールド(食品)に目を向けて考えてみたり。

以下、最近仕入れた知識を適当に並べてみよう。

①国家の運営と一企業の運営を同一に考えてはいけない。

利潤を得る活動をする企業においては経営合理的とされる考え方を一国家の運営に適用するとどうなるか。

→格差が広がる。

なんでも均等に分配しろーという共産主義的な考え方は賛成しないけれども、本人の努力云々ではどうしようもない問題については国全体で考えなきゃいけないよね、という。
企業は儲からないものはカット!と判断できるけど、国家がそれをやったらどうなるか…

「経済政策をビジネスセンスで語るな」と中野剛志氏は言っています。

②現在の資本主義システムの行く末

最近働き方を考えているなかで、「なんでお金稼ぐの?」から始まり、「そもそも資本主義っていつからはじまったの?」というような感じで歴史を遡り始めた。

そして「お金がそんなに大事なのか?」という疑問から、「今の資本主義システムってこのまま続くの??」という関心が高まった。

お金が無いと不安、って、お金がないとモノやサービスが買えないからなんですよね。
つまり、お金があっても、それと交換できる物やサービスが無ければお金を持ってる意味がない。(!)

ということは「モノやサービスを供給できること」が重要ともいえる。

それには資本(労働力、工場やインフラ設備、技術)が必要です。

デフレ状況化だと、圧倒的に需要不足であるため、企業も投資する気にもなれず。需要不足のままだと、いつの間にか供給能力も落ちていく(インフラの老朽化、技術者の引退・未継承、労働人口減少)。

これがGDP減少、すなわち国力低下。さて、お金(銀行預金など通帳に書かれている数字)だけを追い求めるだけでいいのかどうか。

③デフレ、現代貨幣理論、グローバリズムと反グローバリズム、新自由主義

このへんは最近考えるようになった。自分が学校で学んできたことを真に理解するためには当然のことながら教科書だけでは不十分であった。

90年代後半から日本でもおなじみになってきたグローバリズム。そういえば教科書に“地球市民”とかって言葉もあったような。
これは新自由主義的な考え方がもとになっている。

市場原理を経済政策に適用。政府の介入を無くして(規制緩和)、市場原理に任せれば経済は上手くいく理論。

物だけでなく、資本(人、お金、インフラ、生産設備である工場等)も移動が自由になるとどうなるか。

資本家は当然稼ぎやすい国を選びます。安い労働力、安い原料、安い税金…

一企業はそれで利潤があるから自由にやればいいのかもしれませんが、国としてはどうでしょうか。

労働力も設備も海外にあるということは、日本人の雇用や、日本のインフラや工場はどんどんなくなる、メンテする必要も無いので老朽化していきます。

政府がお金を出せばいいのですが、明らかに間違っている“国の借金”とやらを引き合いに、政府はそういう経済対策を実施しない。

※財政赤字は「国の借金」ではなく、「政府の負債」。政府の赤字は民間の黒字になるのになぜか政府のPB黒字化目標が設定されている。。いやいや、政府が黒字ってことは民間の赤字ですから。国民が政府にお金を貸しているのに、なぜ「国民一人当たりの借金がー」という話になるのか。。

このへんは「現代貨幣理論」にて説明されているが私はまだ系統的に説明できない多分…

食糧、資本を海外に依存している日本は、自立した国家と言えるのか。

いざという時、例えば、日本で大規模災害が起こった時に、日本は自国の資本で復興できるのか??

例えば食糧。米はほぼ自給できてるとして、小麦、大豆、トウモロコシはどうだろうか。畜肉の輸入もそこそこあるけど、国内で育てられている家畜の餌である穀物はどうでしょう。今伸びている食品業界ってそれらを原料としてたりしますが

日本の国力が下がって外国の製品を買うお金もない、自国で生産もできない、とか最悪な事態。

安全保証だけでなく、安全“保障”ってのも大事なんですよね。
セーフティだけでなくセキュリティーのはなし。

衰退国、という言葉はインパクトか大きくてマジかよって思うけど、あながち間違ってないかもね、、、

「鎖国します、一切交流しません!」というのはさすがにないので国際協調は前提として、日本は、国家として独り立ちできてるのだろうか? 自立した国家同士でないと対等な国際協調はできないものだよな、と。

2019年の自分の働き方改革(ある意味w)に始まり、転職するかどうかの決断も控えている2020年。

あんまり東京オリンピック感ないけど、果たしてどんな2020年12月を迎えているのか。乞うご期待である。

以下、このnoteを書くにあたって背景となっているものたちはこちら。興味のある方がいらっしゃったら見てみて下さい。

・『奇跡の経済教室 基礎知識編』 中野剛志
・『保守とは何か』 福田恆存 (浜崎洋介編)
・Youtubeで「現代貨幣理論」とかで検索すると出てくる動画
・三橋貴明、中野剛志、藤井聡あたりが出ているyoutube動画

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移行前のキムラ
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