ニックネームを奪った、おしゃれ番長
“トリプルダブル”という
バスケットボールの用語がある
1人の選手が1試合で
・得点
・アシスト
・リバウンド
・スティール
・ブロック
のうち3つの項目で2ケタ以上記録すること
スティールとブロックで2ケタはなかなか難しいため
基本的には、得点、アシスト、リバウンドから成る
〇得点
チームの顔になるような選手は
1試合あたり、だいたい20得点以上するイメージ
〇アシスト
近年のNBAのアシスト王は
1試合の平均が10本程度
〇リバウンド
平均2ケタを記録する選手は
センター(一番背が高い人がやりそうなボジション)くらいだろう
オールラウンドにトップクラスの活躍をしなければ
トリプルダブルには到達できない
1990~2000年代に活躍し、フリースローのルーティーンで
投げキスを行っていた「ジェイソン・キッド」
ポイントガード(一番背が低い人がやりそうなボジション)でありながら
通算で107回もこの記録を達成し、Mr.トリプル・ダブルと呼ばれていた
1回でも達成すれば大騒ぎの記録を107回も…
この数字は当時歴代3位
そんな名誉あるニックネームを完全に自分のものにしてしまった
「ラッセル・ウェストブルック」という選手がいる
結論から、2018-19シーズン終了時点で
通算トリプルダブル138回(歴代2位)、30歳でまだまだ伸び盛り
順調に行けば
2019-2020シーズンには歴代1位になるだろう
彼を含めて史上2人しか達成していない
シーズンを通しての平均トリプルダブルまで達成
これは単純計算で毎試合トリプルダブルを達成している記録
しかも2018-19時点で3年連続達成(2年連続でアシスト王にも)
もはや彼がトリプルダブルを達成しても誰も驚かないし
他の選手が達成した時の感動も薄れてしまうほど
さらにダブル・トリプルダブルという
得点、アシスト、リバウンドの項目を1試合でそれぞれ20以上も達成
51年ぶりの快挙で、これも史上2人目
なんとなく凄そうと感じてもらえたら幸いである。
現役選手の中で、確か3人しかいないはずの
「Jordan Brand」からシグネチャーモデルも発売されている
賛否両論がある、彼の独特なファッションセンスは
バーニーズ・ニューヨークとも契約し、きっと支持されているのだろう
バスケに興味がない人でも
彼のファッションをチェックするのは面白いはず
「Why not?(なぜやらない?/あたりまえだろ?)」をモットーに
常に全力でプレイする彼を、好きにならない理由があるだろうか
スニーカーとNBAが好きな人