北島康介・吉田秀彦・萩野公介「五輪金トリオ」が布教に励む謎の新興宗教

爪楊枝を咥えながら店を出る北島。
一緒に渡航した元格闘家男性も吉田らと同席していた(写真・久保貴弘)

男たちは店外に出て、煙草の煙をくゆらせた。
なかなか “一服” できなかった、長旅の疲れを癒やすかのように――。

6月8日、東京都内の蕎麦店から出てきたのは、元競泳選手の北島康介(40)と元柔道家の吉田秀彦(53)。
2人はこの日、東欧・ポーランドから帰国したばかりだった。

「彼らは、ポーランド在住のウクライナ避難民に向けて『玄米粉』を届ける『世界平和人道支援団』として、5日に羽田空港から出国。
8日に成田空港へ帰国しました。
店での打ち上げにはいませんでしたが、2人に加えて北島さんの後輩の萩野公介さん(28)も一緒に渡航していたんです」と話すのは、ある宗教団体の関係者。

じつは、この活動は宗教法人「不二阿祖山太神宮(ふじあそやまだいじんぐう)」と、その関連団体「地球(ちだま)と共に生きる会」によるものだという。

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