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やらせるのではなく、やりたくさせること/マネアカ㉑

管理職をしていると、自分がやりたいことではなくても、社長から言われてやらざるを得ない。会社の戦略商品の営業を強化しないといけない。上からそんな要望が下りてくることがあるかと思います。

一方でメンバーは自分の思い通りには動いてくれません。
指示を出すと嫌そうな顔をするし、文句を言い返されることもあるかと思います。

そんな中でも、
「仕事だから」
「給料をもらっているんだから」
何でもいいから、どうにかして、メンバーに納得してもらって、やらせることが必要・・・。
中間管理職は「メンバー」と「会社方針」の板挟みにあいながらも、メンバーにやらせきることが大事・・・。


本当にそうでしょうか?


やらせた先に未来はあるでしょうか?
・メンバーが途中で嫌になって離脱してしまうかもしれません
・組織への不信感が募り、何をするにも批判的になってしまうかもしれません
・更にはそんな納得できない気持ちの中、高いパフォーマンスは発揮してくれるでしょうか

マネジャーであれば、やるべきことは「やらせること」ではありません。

メンバーを「やりたくさせること」だと思います。

いやいや、そんなの綺麗ごとだ!と思われる方も多いと思います。

確かに何でもかんでも、メンバーがやりたくさせることなんて、無理です。

でも、無理だからと、その努力を行わないのは良くないと思うのです。メンバーが「どうせ無理だから、この仕事はもうやる気が起きません」とかって、言ったら、たぶん叱りますよね?

それと同じです。

メンバーがやりたいと思うにはどうしたら良いか?
やり方は変えられないか?
遊び要素を入れられないか?
本当にやることは変えられないのか?

考え切れていますか?

自戒を込めて、僕自身もメンバーにやらせるための方法ではなく、やりたくなるような方法を考えることに時間と脳みそを使うことを意識したいと思います。

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仮谷泰祐|働くを愉しく
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