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2022年6月に読んだビジネス本約30冊から選ぶお勧めのベスト5

6月末から、一気に暑くなりましたが、元気にしていますか。
熱中症にならないようにご注意ください。

さて、今月も6月に読んだビジネス本の中から、勝手にお勧めな本をピックアップし、ご紹介したいと思います。何か本を読みたいなーと考えている人の参考になれば幸いです。
おしゃれなカフェで涼みながら、読書をする優雅な時間を過ごしてみてはいかがですか。

ちなみにバックナンバーはこちらから見れます。
良ければ、ご参考ください。

※あくまで自分の備忘も兼ねた個人の感想であり、偏見に満ちた感想とランキングですので、ご了承ください。

第5位
東大ケーススタディ研究会 伝説の「論理思考」講座
著者:白木湊 東大ケーススタディ研究会(編)
https://str.toyokeizai.net/books/9784492558072/

仕事とは何をすることかというと、ほぼすべての仕事は「問題解決」をすることだと思います。そして、問題解決するためには論理思考を働かせる必要性があります。ビジネスパーソンなら、誰しもが「もっと論理思考ができるようになりたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。

本書では、論理思考による問題解決の流れと方法が解説されています。

問いの要求や条件を正しく理解すること。
序盤から、無理に定量化しすぎないこと。
問いを立てる際には論理思考を働かせて、問題の因数分解をすること。
等、様々な落とし穴と共にノウハウが書かれています。

個人的には、論理思考を身につけるためには思考力を磨くだけではなく、知識も身につけないといけないということに納得です。それもいわゆるインプットをするよりも、
•日常の中から、見聞きする情報に関心を向けること
•見聞きした情報の背景にある示唆に関心を向けること

これがポイントなのだと思います。

思考力を磨きたい人に伴走してくれる書として、カバンに忍ばせておいてはいかがでしょうか。

第4位
「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本
著者:南直哉
https://www.ascom-inc.jp/books/detail/978-4-7762-1191-4.html

いわゆる自己啓発本ですが、世の中の多くはポジティブに生きよう。前向きでいるためのノウハウはこれだ。生きる意味や目的を考えることが大事だ。という本が多いですが、真逆のメッセージを発しています。

個人的には特に、
・「自分を大切にする」ことをやめよう。誰かのために何かをすることが大事であること
・夢や希望なんか持たなくても、生きていけること
・せっかく生まれたのだから、ではなく、たまたま生まれただけであること
といったメッセージが心に響きました。

生きることに真剣に向き合うことも大事だとは思いますが、自分で自分に重荷を背負わせることはなく、目の前の人に貢献したい。そんな気持ちだけで生きていくことも素晴らしい人生なのだと思います。

第3位
何があってもつぶれない会社
著者:田宮寛之
https://www.sbcr.jp/product/4815608705/

この2,3年の目まぐるしい環境変化がある中で、つぶれない会社とはどのような会社なのか、そのエッセンスを紹介してくれた1冊です。
皆さん、世界最古の会社はご存じでしょうか。
それは「株式会社金剛組」という西暦578年に創業した建設会社です。1400年以上も事業を営んでいます。

他にも潰れない老舗企業18社が紹介されているのですが、共通するのは「自社の利益だけ」にこだわってはいないことです。環境変化に絶望しても、卑屈になることなく、変化を恐れず、会社の経営・業態を変化させていく。チャレンジをしていく。
当たり前のような話ですが、会社としてのチャレンジはなかなかできないものです。ですが、自社の利益のためではなく、社会のため、顧客のために、今の状況に安住することなく、挑戦する。

この考え方は会社経営だけではなく、働く個人1人1人にも参考になるエッセンスが多く含まれています。これからの時代に不安を感じるビジネスパーソンにお勧めの一冊です。

第2位
スモールビジネスの教科書
著者:武田所長
https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-65005-0

タイトルの通り、起業・独立・副業を考えている人にお勧めの1冊ですが、これらを考えていない人にも参考になる1冊です。画期的なサービスで世の中に大きな影響を与えたい。一攫千金の大勝負がしたい。そんな夢をもった方ではなく、安定堅実に自分で事業をやってみたい。そんな方に参考になる本です。

スモールビジネスの基本条件は、①課題自体に多くの人が気付きづらいこと、②自分の趣味、経験があるからこそできること、③属人性があること、④称賛されないこと、⑤既に類似サービスに金を払っている市場が存在することの5つであると解説しています。

そして、
•類似サービスをつくること
•既存のサービスの成功要因を見つけること
•バーニングニーズに注目すること
•スケーラビリティを考えないこと
がポイントだといいます。

とはいえ、スモールビジネスだからといって、楽なわけではありません。起業や副業をする際の目的を明確にして、取り組むべきだと改めて思いました。

これからの時代を生き抜くビジネスパーソンには視界が広がる一冊ではないかと思います。

第1位
限りある時間の使い方
著者:オリバー・バークマン 高橋璃子(訳)
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761276157

80歳まで生きるとしたら、4000週間を生きることになります。皆さん、「えっ?たったこれだけ?」と感じませんでしたか?

時間は有限であり、何よりも重視しないといけない、人生の最優先事項だと思います。昨今はあらゆるものが便利になり、時短になったため、効率を追求しがちですが、追求すればするほど、「本当にやるべきことをやっていないのではないか」「もっと充実した時間の過ごし方があるのではないか」という感覚に襲われる。そんな感覚になる方も多いのではないでしょうか。

個人的には、休日にのんびりしてると「時間を無駄にしてるのではないか」と感じてくる等、効率化を意識しすぎて、感覚麻痺してしまうことがあります。

でも、正解なんてものはなく、人間は「次にすべきことをするだけ」と本書では解説されています。何かをしなきゃ、という焦燥感にさいなまれるよりも、時間をうまく使えたかどうかの基準とは、やれることをやったかどうかだけです。何者でもない自分を受け入れて、自分が本当にやりたいこと、なりたい姿になるための次の一歩のために時間は使うべきなのだと思います。

終わりに

面白そうな本はありましたか?
参考になれば、幸いです。

また、なかなか本を読む気になれない方は、漫画で学ぶマネジメントというコンセプトのマガジンも運営しています。こちらもあわせて、ご参考ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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仮谷泰祐|働くを愉しく
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