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Full-Sapim 4-6 +α

以前、以下の記事で制作を予告していた手組ホイール「半コンペ4-6」…ならぬ「Full-Sapim 4-6」が完成しました。

数値的なデータは以下の通りです。

如何にも手組感満載で、この地味さ加減がたまらなくいいですね。手組の良さを一度知ると、完組には戻れないですよ。

絶対的な性能よりも、長い年月を安定的に、かつ継続的に使用していく上での諸々サイクル…特にランニングコスト…の良さ、によってです。その点については上記事でも熱く語っていますが。

問題は、国内の自称「プロ」ショップにおいて手組ホイールに対応できるショップが少ないことですね…個人的にはホイール組も出来ないのにプロを名乗るなよ...とすら思っていますが。
(逆に言えば、最近は手組ホイール製作技術を有している点を前面に押し出してPRするショップも増え始めたようにも思えます。とても良い傾向です)

何故ならば、上記事でも書きましたが私はホイール組とベアリング打ち換え以外は基本的に全て自力で対応できますが、私はプロでも何でもない只の一サイクリストで(サイクリスト歴は40年以上なので歴だけ長いですが…)、更に言えば、機械弄りが得意な訳でもありません。
(若い頃は、エンジン付きの四輪や二輪も自分で弄っていたので好きといえば好きですが、好きと得意は同義ではありません。更に言えば私は右手に障害があって不自由な為、作業に著しく支障が出ます)

つまり、その程度の自分でもホイール組とベアリング交換以外のことは大概自力で出来てしまうのがロードバイクというメカニズムの良さなので(ガラスの鎧のような特殊コーティングとか、フレーム製作や修理等のレベルになるとそれもまた別問題ですが)、逆に言えばその自分と同範囲の作業しか対応していないのにプロを名乗るな…とも思う訳です。

ホイール組というのは、その自分にはなかなか難しい、それこそ「プロの技術」が必要な分野なのですから。

尚、私はBBのベアリング打ち換えに関しては、千葉県の某ショップに遠距離の郵送でお願いをしています。

こういう作業をやってくれるお店こそ「プロ」と名乗るにふさわしいショップですね…ベアリングの打ち替えも、あれも、道具があれば誰でも出来る…かと言うと、平行にベアリングを圧入していくのはなかなか熟練が必要な作業ですし。
(私は若い頃、一時期自動車メーカーに在職していた事もあるので、ベアリングには聊か思い入れがあります。ベアリングに関しては、日本製最強と言う以外にありません)

ちなみに私が使用するBBは、我らが台湾が誇るWishbone BB-86SHです。

台湾製だから安いだろう…などと思うなら、とてつもない間違いです。これ1個でDURA ACEのBBが4個は買えるお値段ですよ ? しかし、その価格だけの存在理由はあります。この左右連結型BBの利点と剛性を知ってしまったら、Shimano純正の圧入型BBなど構造的に怖くて使えなくなります。

そんな超絶高額なBBでもベアリングはきっちり消耗品ですから、当然定期的な打ち替えは必要です。というか、こんな高いBBを使い捨てるなんぞ、私的には言語道断という以外にありません。
(尚、打ち換える時にスチールベアリングへの交換はお勧めです。ランニングコストが劇的に下がり、かつセラミックに比して耐久性も上がります。そして回転性能の低下はほとんどありません)

半コンペ4-6…は、おなじみ大阪ののむラボさんが普及させた、「手組でなるべく完組に近づく」…為の最適解の一つとしてありがたくアイデアを使わせて頂いていますが、

今回は、その半コンペをFull-Sapimにして…但しドライブ側には丸形スポークx4を使うアイデアはそのまま、という改造を加えたものです。

重量的な変化はほとんどありません。何しろ、同じ2.0-1.8-2.0mm丸形ですから、大きな違いなど生じる方が異常なのです。

あと完全に余談ですが、しばらくdiffusers周りでトラブルを起こしていたreForgeが、やっと修正して正常作動にこぎつけた様です。

夏頃にもControlNet周りでバグを起こしていましたが、時々そういうことがあります。その観点からも、SDを動作させることが出来るWebUI環境は複数持っておくべきですね。

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