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〜おしゃぶりはいつごろまで使っていてもいいのでしょうか?〜

 zoomで福岡県歯科衛生士会の「うちの子大丈夫?~保護者の質問にズバリお答えします!~」
講師: 福岡歯科大学 口腔・歯学部門 成長発達歯学講座成育小児歯科学分野
准教授 馬場 篤子 先生
講演内容:むし歯、歯並び、口腔習癖、口腔外傷など
を受講した。

 おしゃぶりは、泣いている赤ちゃんを鎮めるのに便利なアイテムであり、育児で大変なお母さんにはお助けグッズでもある。
 「吸う」ことが自然な乳児期には、口の機能や形態に問題は生じない。でも、離乳が完了して口の働きが「吸う」ことから「かむ」ことへと移行してくると、おしゃぶりもそろそろ卒業の時期を迎える。2歳を過ぎて奥歯のかみ合わせができた後もおしゃぶりの使用が続くと、歯ならび・かみ合わせに影響がでやすくなり、また唇の閉じ方や舌の使い方にも問題が生じやすくなる。乳歯の奥歯が生えてくる1歳半頃からやめる準備を始めて、2歳過ぎまでにはやめられるといいですね。

〜おしゃぶり中止に向けての適切な時期〜
(1)おしゃぶりを使用する頻度が減少してきたとき、すなわち、他の事象や物に興味が湧いてきたころ
(2) トイレができたり、服が着られるようになったり、自分で身だしなみができるようになったとき、すなわち、新しいことに対する学習意欲が旺盛な時期

〜アプローチの方法〜
(1) 決して怒ったり叱ったりすることでやめさせない
(2) 中止しなければならない理由づけを考えて諭す
(3) 中止する日を前もって決め、次第に使用させる回数や時間を短くする
(4)噛むことが必要な物を与える
(5) やめると決めた日に中止させ(おしゃぶりを捨ててしまう)、代わりにご褒美をあげる

との事。実際に実行する事はその子によって難しいケースもあると思うけど…もし困っているお母さんがいたら、否定するのでは無く気持ちに寄り添っていけるようになりたい。

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