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ベットストラテジーを考える。
ベットサイズを考える。
自分がポーカーを始めて、ベットサイズに悩んでいた頃(未だに悩んでいるし理解している訳では無い)、あるユーチューブの配信を見ていた。
その配信の一部分でベットサイズを考えるにあたって、ボードを分割する感覚を持つことが大事だとある人が言われていた。
①エクイティ優位→レンジ全体が有利ならレンジベット優位
②ポラライズ優位→トップレンジが有利ならポラライズベットが優位
③エクイティ均衡→そもそもベット頻度が少ないから打つなら狭く高く。
IP側のベットストラテジーを考える。
Q96rとQ96ttの二つのボードでの、ベットストラテジーを考えたいと思う。
SPR20でIP側が125%,75%,29%の3つのベットストラテジーを持っている場合、レインボーボードで、ソルバーは75%サイズと29%サイズをメインに打ち、ツートンボードでは75%を基調に打つ。
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まずはボードの仕組みを考えるうえで、Q72rボードの構成と比較してみたいと思う。
Q72rボードはベット頻度が高く、レンジCBがメインになる。
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では、Q72rボードの中に大量のバックドア系のハンドを投入すると、IP側のベットストラテジーはどう変化するだろうか?
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IP側はほぼチェックレンジを持たず、レンジ全体でBB側のレンジに全ベットを仕掛ける。
![](https://assets.st-note.com/img/1712155231679-4s57IP89op.png?width=1200)
アキュレーシー1の段階で、上記の頻度なので、より精度を詰めたら、全レンジで安いCBを打つレンジ攻勢になるのは自明かと思われる。
Q96ボードで、BB側のレンジ構成によりIP側のストラテジーはどのように変化するのか。
Q96rボードにストレートドローを大量に投入したレンジと、逆にストレートドローを抜いたレンジ、そしてドローは大量にあるが、ナッツ級のレンジがない場合を比較をしたいと思う。
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IP側は29%サイズのCBが無くなり、75%CBとチェックのストラテジーを採用するように変わった。
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IP側はレンジで29%サイズのCBを打つ頻度が高くなり、チェックレンジの頻度も少なくなった。
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IP側は自分のトップレンジの優位性を前面に押し出し、レンジ全体で、ポラーなエクイティープッシュを行っている。
IP側のレンジはは何一つ変わっていないのに、BB側のレンジをいじるだけで、IP側のベットストラテジーは大きく変化した。
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IP側は、一部のトラッシュ群に対し29%CBを採用できるが、相手のレンジにフラッシュドローコンボも多数ある為、75%CBとの混合戦略をとる。
トップレンジはお互いが持ち合わせている為、ポットオーバーサイズのベットは頻出しない。
まとめ
以上の事からフロップのベットストラテジーを構築するうえで、
①エクイティ優位→レンジ全体が有利ならレンジベット優位
②ポラライズ優位→トップレンジが有利ならポラライズベットが優位
③エクイティ均衡→そもそもベット頻度が少ないから打つなら狭く高く。
を念頭に置きつつ、
相手のレンジにドローが多いと仮定される場合、IP側は安いベットをあまり採用せず、75%サイズのベットを基調とする。
相手のレンジにトラッシュが多いと仮定される場合、IP側は安いサイズのCBでBB側のゴミハンドを大量に落とすことが出来る。
相手のレンジにトップレンジがないと考えられるなら、こちら側はポラーなベットを採用できる。