終わらない週末
妻と映画を見るのが習慣になってきている。それで、あんまり考察とか感想を書いたりしないがただ見るのはもったいないから書いていこうと思う。
終わらない週末と聞いてバカンス映画だと思っていたが、オバマ夫妻がプロヂュースしていて、アメリカが崩壊していく映画だと聞いた。元大統領でいろんな情報を握っていた人だけあって、アメリカと世界の裏側を伝えてくれそうだなと期待をもってワクワクしながら、画面をクリックした。
始まりからクールだった。朝ベットで夫のクレイ(イーサンホーク)が寝てて、妻のアマンダ(ジュリアロバーツ)がガサガサとクローゼットをさわっているシーンから始まる。
夫のクレイが、妻のアマンダに何してるの?と質問。寝れなくて考えたの?なんのために働いているのか?と会話しながら準備をしている。
妻のアマンダは準備しながら、いい家があったから借りたの、、、早く街を離れたそうにしている。
夫のクレイは、いつ予約したの?と質問。そしたら、朝に予約いれたわ。
コーヒーもベットの横にあるわ。
行動が早い!有無も言わせない行動力。
最後にキャリーケースをバックに乗せて窓を見て、人が嫌いなの。
決め台詞。そして、オープニングが始まる。
アマンダは妻に似ている。行きたいと思ったら、やりたいと思ったら準備を終わらして、車に乗るだけでいいようにしてる。
妻とアマンダの行動力には本当に感心する
オープニングの絵柄
車、鳥、時計、パカパカケータイ?PHS?みたいな昔のケータイ電話、などが出てくる。映画に関係してそうだなと思いながら見てると、妻にも映画を作るならオープニングからこだわる?と聞かれた。
答えは、、、もちろん。音から、模様から文字の一つ一つ細部まで、予算と時間がある限りこだわりつくす。と答えた。
終わらない週末は5つのパートごとに分かれている。
パート1:家
パート2:曲線
パート3:騒音
パート4:洪水
パート5:グランドフィナーレ
パート1:家
まず、期待しないでいて欲しいのは、一回しか見ていなくて普通に楽しんで映画鑑賞をさせてもらった。気になったところだけをピックアップして書いていきたい。
メインとなる家族をしらないと始まらない。家族構成は、夫のクレイ、妻のアマンダ、長男のアーチー、長女のロージーの4人構成だ。
バカンスする家についたら、かなりの豪邸だった。終わらない週末というタイトルだけあって、かなりのバカンスの演出だった。プールもあり、庭もかなり広い。カギ付きの高級酒もある(自由に飲めない)。座お金持ちという印象だ。
僕はこんな家に住んでみたいと妻の前で叫んだ。心でね。
気になるポイント1
海に行く前に、アマンダが買い物に行くシーンだ。食材などの買い物が終わり車に荷物を載せるときに、カーボーイハットを被った白髭の生かした中年男性が、水などの大量買いをしていた。
アメリカだから大量に買うのは当たり前だろうけど、水道水が出るのになぜ買うのか?買いだめをする理由をしりたい。
ウォルマートやコストコなど大きい倉庫は、当たり前のようにアメリカは大量買いをするイメージがある。
チョコチョコと買い物をする人はいるのだろうか?
調べてみた、、、アメリカはまとめ買いする文化があり一か月に一回は、爆買い箱買いをする。キッチンの横に畳3畳分のパントリーという保存部屋があり、そこに日用品や食品を保存するらしい。日本では考えれない文化ではあるが、敷地が広く車で一時間以上かけて毎日買い物のするのはしんどいから、考えてみたら当たり前なのかもしれない。
そういえば。昔は、おばーちゃんの家で漬物部屋とかあったと聞いたな、漬物の米ぬかの匂いが充満してると聞いたことがある。
↓参考にまでに↓
気になるポイント2
家族4人で海で遊んでいるときに、沖にいるオイルタンカーが操縦不能になり浜辺に突っ込んできて、タンカーに「WHITE LION」と書かれていた。
「WHITE LION」とはどんな意味なのか?
なぜオイルタンカーがでてきたのか?
「WHITE LION」を調べてみた。
白いライオンのことか?いや違う。
「ARMA2」の軍事戦略ゲームで「WHITELION」が出てきたから軍事系?のことなのか。いや違う。
スラングでないか?と思い調べたらライオンは「重要人物」「権力者」が出てきたから、そのまま「白人の権力者」のことなのか?
もう少し調べてみた。そしたら、オランダ船の奴隷船のことだった。こっちのほうが納得できた。でも「白人の権力者」という差別的な意味もあるのかなと思った。
↓詳しいPDFがあったので時間があったら読んでみて↓
https://otsuma.repo.nii.ac.jp/record/6870/files/OH21043.pdf
↓大まかな詳細はWikipedia↓
ここまで意味を考えるとまーいいっか!!となるが、オイルタンカーについても気になったので調べてみた。石油といえばサウジアラビアやロシアが強いイメージがあったが、シェールガス革命がおきてアメリカが世界で一番になっていた。恥ずかしいことに全く知らなかった。
2021年のデータで一位がアメリカ(16,585)、2位はサウジアラビア(10,954)、三位はロシア(10,944)とアメリカがダントツの一位となっている。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/crude_much.html
シェールガス革命って何?となっている人
↓詳しい資料はこちら(資源エネルギー庁のサイト)↓
https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015html/1-1-1.html
オイルタンカーの座礁の原因は、GPSや電波が使えなくなってコントール不能になっていることが原因となっている。その時には、スマホの電波がつながらなくなっている。電波の問題が起きたらどれだけのパニックになるのか?インターネットが使えなくなってネットフリックスがみれなくなってイライラするぐらいなら、まだマシなのかもしれない。
パート:1では、奴隷と差別、石油問題のことを表現したかったのだろうか?少しでも疑問を持って生活をしてほしいとも訴えているようにも感じる。
僕は、あまりにも偏った情報しか見てこなかったので調べてみて知識の無さに絶望をしてる。
パート2:曲線
もし、話が少しずれていたら申し訳ない、一回見ただけでそれだけ書けるのか?というゲーム感覚でもやっている。
急に夜スーツ姿で家主登場。黒人の親子がドレス姿である。パパのG.Hスコッド(マハーシャリ・アリ)と娘のルース(マイハラ・へロルド)
夜遅くに来て、非常識で泥棒だと思っている妻のアマンダ。この豪邸があなたの家なはずないという感情が伝わってくる。黒人に対しての偏見があるのだろうか?
気になるポイント1
紳士に事情を伝えて一晩泊めてくれないか?それでも、信じてもらえなさそうだからお金を現金で払う、といって夫のクレイに渡す。証明できるものを見せてと言っても、レストランのスーツの中に忘れてきたと言われる。よけに妻のアマンダは疑いの目はつよくなる。
さすがに僕でも夜中にチャイムを鳴らされても、居留守を使う。夜中に人が訪ねてくるのは自分を守るために身構えてしまう、人種関係なく初対面の外国人や日本人に対しても恐怖がこみあげてくる。
それほど、危機感をもって生活している。それか、臆病なだけなのかもしれない。
気になるポイント2
パパのG.Hは、株系の仕事をしている。それで、いろんな情報や数値をみてなんか変だ。何か起こる。と予想していた。それがこのパートの重要なテーマの「曲線」だろう。
日常的に世の中の情報を分析し、曲線を見ていると、世界の動きが分かると聞いたことがある。いろんな著者の本を読んだり、動画を見たりした。すると、歴史を学ぶことで、未来のことがある程度予測はできるそうだ。
それで、パパのG.Hは、街の変化、国の変化に気が付き危険だと思い。家に戻ってきたのだろう。教養があるということは身を守れることでもあるということが伝わる。
国によって教養の定義は変わる.。何をベースに学んだらいいの?と頭を抱え思考停止に陥る。人によっても教養の定義は違うが一つ言えるのは、何事にも学び、学ぶことを楽しむことが出来る人ではないかと思う。
教養は、人生を楽しむため必要なものであり、大切な家族も守るために必要なものだと思う。だから、毎日、楽しんで学んで成長していきたい。この「曲線」を見れただけでも大きな成長が出来たと確信している。
パート3:騒音
アメリカ全体がおかしいと気が付いた、クレイ、アマンダ、G.Hは情報を集め対策を練る。どうしたらいいのかわからない状態になる。冷静になりいかに考えて行動できるのかが見ものだった。鹿や動物などが活発に動き何かをヤバい感じだし、変な音が鳴り響くし、問題はドンドンでてトラブルが起きる。
気になるパート1
鹿が大量に出てくる。鹿といえば奈良の鹿だ。のほほんと餌を貰いに来たのかな?それとも、もののけ姫に出てくる命を奪い命を奪うシシガミ様的な存在なのかな?と浅い知識で思った。調べてみたら違いそうだ。
鹿は良いことしか書いてなかった。
神様の使い、鹿の角は悪いものを払う、人間の象徴とか助けてくれる。導いてくれるような感じだ。
日本人としてはジブリのシシガミ様の感覚のほうがしっくりくるな。
気になるポイント2
飛行機が赤い紙をばらまき、別のシーンでは飛行機が墜落するシーンがある。どうしても、9.11の事件を連想してしまう。テロに気をつけろということなのか?でも、飛行機は旅客機の2機墜落しているが、プロペラ機?は飛んで赤いビラを大量にまいている。そして衛星電話も出てくるがつながらない状態。テスラの全自動制御の車が制御不能で突っ込むシーンもある。不思議だ。
衛星を使っているものだけ機能していない。でも、アナログで動くもの、車、プロペラ飛行機だけは動いている。すべての電波が遮断されて、情報が得られない状態になっている。現代では考えられない し、ものすごく不安になるだろう。
日本映画の「サバイバル家族」を思い出す。電気がすべてストップして、水道、ガス、交通機関が使えなくなってどうやって生き抜くかというサバイバル映画だ。
サバイバル状態になって、命の危険も危うい環境になったら、どうしますか??と問われているようにも感じる。
ばらまかれた赤い紙はアラビア語だったが、ほかの地域だと中国語が書かれていたという情報もあった。ピンポイントに中国とアラビア語圏の国に気をつけろということなのか?世界にもっと目を向けろというメッセージのように思う。
気になるポイント3
騒音で頭が割れるぐらい痛くて動けなくなるシーンが印象的だが、最近は日本では「電波攻撃されている」という人を聞くが、はっきり言って頭おかしいと思っていた。でも調べてみると、軍事兵器であるらしい。
海外では過激なデモ活動を止めるために使用されている。そうすることで、傷つけずに行動不能にできる。頭痛、吐き気、動悸、体調不良、耳鳴りのダメージは受けるらしい。
パート4:洪水
パート5:グランドフィナーレ
気になることは多すぎたが、もう一回見ないともう思い出せない。なので、続きはまた「終わらない週末」を見たときに書きたいと思います。
書くのに2日かけて6時間かかった。脳汁が出すぎて濃い時間が過ごせて有意義でした。おつかれさまです。いい年越しをすごしてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?